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 大山(10.11.27)

だいせん



道中の物語は最後にまとめてあります 時間があったらどうぞ

 

冠雪した大山

米子自動車道からの展望 あんなに雪があるとは!! 果たして登ることができるか?





大山へのアプローチ

米子自動車道溝口ICを下りて県道45号線を大山方面へ進み、大山環状道路(県道158号線)に入る 
しばらくすると左手少し下方にキャンプ場用の駐車場がある

駐車場は登山口の直ぐ側 他にも駐車場はたくさんある 
今日はだいぶ空いているが、雪が降っているのにこんなにたくさんの登山者が居るということ

右の写真にある建物はトイレ その右手に冬は使っていない建物があり、その前に登山・下山届けのポストがある 


 

いざ出発

駐車場から大山環状道路に出ると直ぐに左折(写真左) そして直ぐに右手に登山口がある(写真右)

 

登山道


登山道は綺麗に整備されており(整備されすぎ)丸太を使った階段が多い
この段差が高いので結構疲れる 左右の足を交互に使って登った方が疲れない

3合目くらいから雪が見えてくる

 

三鈷峯


大山の東の尾根に繋がっている三鈷峯が真っ白な雪で覆われて綺麗な姿を見せていた






雪の登山道
 

5合目を過ぎると積雪も増加 6合目で休憩していると、これまで追い越してきた人達も登ってきてにぎやか
子供達や白い犬も ソフトバンク君と呼んでいた

私達はここからアイゼンを装着 しなくても登ることは可能だが、安全のため



雪道に映った自分の影






山頂近し

8合目を過ぎると風を遮ってくれていた周りの樹木が無くなって右手から冷たい強風が
やがて登山道は自然保護のために木道となる

このころになると次々に襲ってきたガスも途絶えて青空が迎えてくれた

 

弥山の頂上

頂上の山小屋が見えてきて、その右上が弥山の頂上
木道の雪は少ないが、木道以外では数十センチの積雪と思う

強風が吹き付けるため風上側にロープや支柱の直径の3倍も伸びている樹氷


 

山頂のツーショット

前の写真に写っている赤いコートの人が撮ってくれた
背景は大山最高峰である剣ヶ峰 あそこには行けない 危ないから行ったらいけないのだ






剣ヶ峰

弥山山頂から 左は55mm 右は250mm の望遠レンズ


 

頂上から見た下界

左は弓ヶ浜と皆生温泉付近 右は郡立する風力発電所




下山後の大山

左は大山大駐車場から 右は県道24号線にある展望台から
名残惜しい見返り大山

 

足立美術館


こんなに凄いところとは思わなかった 庭園もすばらしいし、加えて横山大観の日本画、
河井寛次郎の陶芸の世界、そして北大路魯山人の作品

そして現代日本画のコレクションにも目を見張った

 

日本式庭園

広大な敷地を一杯使った日本式の大庭園 
さすがミュランの三つ星 

声もなくただただ眺めるだけ


(枯山水庭)




(白砂青松庭)

 

物語(時間のある方はどうぞ)

2010年11月27日 

早朝6時過ぎに自宅を出て高速を乗り継ぐと3時間で大山登山口へ 途中から見えた大山は昨夜の雪で頂上付近は真っ白 これは登頂はできないかも、と感じながら登山開始
若い女性が軽装でスタスタと私達を追い越していく その速いこと 次に装備万全の男性にも追い越される が追い越されたのはここまで 後は全て私達が追い越していった

3合目付近から雪がチラホラ見え始め 4合目付近では真っ白な雪景色 切り立った真っ白な三鈷峰はより険しさを増して見える しかし、美しくもある
小学生くらいの子供連れ、犬を連れた人も、夫婦、男性同士、若いカップルも含めてこの寒さの中をこの人数とはさすがにメジャーな山と感じる
10時くらいにはもう下山してくる人も それも割と軽装 私達が屋島へ登るような感じ そんなにファミリーな山なのか? 私達は昨日インターネットで登山届けまで出しているのに

6合目には1時間半
で到着 ここでアイゼンを装着 下ってくる人はアイゼンを付けていない人も多い このあたりまで空は晴れているようだが、時折ガスに覆われて視界は限定的 
8合目付近からは日本海の風がもろに当たってくる これは寒い このあたりから登山道は木道になる 木道の上の積雪は10cmくらいだが、木道をはずれると積雪は数十センチはあるかも 背の低い樹木は樹氷が ふっくらとまとわりついている

頂上(弥山)付近に来ると空は快晴となり、ガスも少なくなってきた ただ風はきつく冷たい ロープやそれを支える支柱は樹氷で覆われ、風上に向かって長く伸びている 登山口から2時間半で登頂 正午近かった
しんどかったけど、この雪の中を案外と速く登ることができた

頂上から切れそうに尖った尾根づたいの600m程度東にはクッキリと真っ白の化粧をした剣ヶ峯がその険しくも美しくもある姿をさらしている 絶景!!

頂上小屋は解放されていて、中には数人の登山者が三々五々ガスコンロをともして、でも殆どの人はインスタントラーメンを食べている こんな寒い時には美味いだろうな
私達は冷えたおむすびと冷えたお茶、そして菓子パン でもこれでお腹は十分

名残惜しいが下山開始 このころになると次々と登山者が登ってくる 木道での離合には気を遣いながら、あまりにも冷たく強い風に後押しされて8合目くらいまで走り下りた
これがカミさんの足に影響したのかもしれない

次第にカミさんのスピードが落ちてきたので、訊くと「左足が痛む」 以降かなりスピードを落として下りたがそれでも途中で、左足太ももの裏が引きつったことも あわてて私がマッサージを試みたりもしたが3合目付近の傾斜が緩くなる頃まで痛みが続いたようだ

下山後名残惜しい大山の姿を眺めつつ皆生温泉へ向か う ゆったりと風呂に浸かり、美味しい食事で心も身体も癒されて一日が終わった

翌日は足立美術館へ 皆生温泉からは小一時間 庭園が綺麗だとは聴いていたので、2時間も居ればと思ったのが大間違い 広大な敷地一杯の枯山水の大庭園を眺めるだけでもタップリと時間をかけたいもの それに加えて日本画の大家である横山大観の名画の数々 およそ130点収納と聴いた
河井寛次郎の陶器、北大路魯山人の作品コーナーも おまけに現代日本画の最高峰である院展入選作品展もある 
これではいくら時間があっても足りない 一端外へ出てそば屋さんで昼食後再び入館することとなった とうとうこの日は足立美術館で過ごしてしまったが、大満足の一日だった

普通車もバスもが何十台も駐車できる大駐車場 全国から観光客が押し寄せてきている、こんな観光資源は四国にはない

 

 

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