2016年04月30日
この時期恒例にしている徳島の花巡り 今年
暖かくて好天続きなので例年よりも早めに行ってみた
車から降りてお花畑のある道に入ると、なんと殆ど人の歩いた気配がなく、細い道も荒れて、崖っぷちの道も崩れかけ 足下に気をつけて慎重に進む
はじめに目にするのはカタクリの群生 しかし、今年はネット保護された区域の中にほんのちょっと見える程度
何年か後に復活を期待するしかない
それではと場所を変えると、あったあった シコクカッコソウのショッキングピンク、その向こうに白い点々が見える 間違いなくヤマシャクヤクの群生地
今年はこの花たちの最盛期にめぐり合ったようだ まだ花が新鮮 色も鮮やかで透き通っている 枯れた花が見当たらない こんな良い時もたまにはあっていい
幸せな空間に暫し浸り、ただ急斜面なので花を荒らさないように足下に注意しながらカメラのシャッターを押しまくった 誰も来ないところなので急ぐことはないのだ
タップリと堪能したあとで、敷布を敷いておにぎりを食べていたら、上の方からひとりの男性が こちらもビックリだが、あちらもビックリした様子 道を尋ねられたが、この山の中の詳しい道までは分からない
このまま帰宅するのももったいないので、この山の裏ルートから山頂を目指すことに 1時間ちょっとで行けるのではないかと思ったのが間違い
思ったよりは登りがきつい登山道 おまけにあまり人が通っていないので倒木も多く荒れ果てていて、
赤いテープも劣化したのがたまに見つかるだけ 一時は道を見失い登山を断念しようかと思ったことも
踏み跡らしき道を探しながらヤッとのこと山頂へ 2時間くらいかかったのかも 山頂には男性二人 直ぐに下山していった
山頂の見晴らしは良かったが、少し霞がかっていて、剣山も石鎚山も霞の中に漂っていた 見とれていたというより疲れてボーッとしていたのか、写真を撮るのも忘れていた
この山は貴重な山野草が咲くお花畑もある知る人ぞ知る山 しかし、これだけ荒れてくるといずれこのお花畑にはいずれは誰も行かなくなってしまうのではないか |