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平 家 平

へい け だいら


 

 

1月13日  平家平に向かって出発 3連休の中でこの日が一番天気が良いと思ったが、西条市まで来てみると石鎚山系の山々は濃い雲の下  少々ガッカリしながらも行けるところまで行くことに
今回の登山口は平家平直登ルートの登山口を目指したので、寒風山トンネルを抜けて県道17号線、すぐに左折して足谷川沿いに悪路の林道足谷線を上り、高度1000m付近を縦走する寒風大座礼西線に突き当たると右折してしばらく行くと登山口 
車は数台止めることは可能だが、私達の車だけ 目を上げると頂上付近が霧氷で真っ白になった大座礼山が東方に、稲叢山が南方に見える

登山口には標識もあり、道もしっかりしており迷うことはない なだらかな道の落ち葉を踏みしめて登っていき、尾根にでると遙か西の彼方に真っ白な手箱山と筒上山が見える やがて登山道にも樹氷が現れ、続いて霧氷も やがて前方左側に冠山、右手になだらかな笹原の平家平が見え始める
一部急登のところもあるが、そんなに苦しいこともない 樹氷の林に入り、しばらくして林を抜けると眼前に平家平の頂上、そして振り返ると真っ白な花畑のような霧氷林の絶景が拡がる

予定通り、2時間きっかりに頂上へ しかしこのころからガスが濃くなり、ねらい目の赤石連峰や笹ヶ峰方面の視界はほとんど無くなった 残念!!!
頂上の広大な笹原はあまりの冷たさに笹もカチカチに凍り付いていた 風も猛烈に冷たく、顔がヒリヒリ、厚い登山靴でも足が冷たくなってくる 家内が写真を撮ろうと手袋を脱ぐと、指先がちぎれるような痛みに襲われた 凍傷寸前だったようだ 

頂上付近の岩陰で風を避けておむすびと主クリームを食べた後、しばらく様子を見てできたら冠山まで、と思っていたが、ガスがだんだんと濃くなって視界が悪くなり、時間的にも往復2時間はかかるので、無理をせず下山を選択

この日もこの山には私達だけなんだ、と思っていたら下山途中に一組の若い夫婦に会った 物好きは私達だけではなかった 1時間20分で登山口まで下りてきた
帰り道は登ってきた道ではなく、高藪側のルートを通ってみた この道の報が整備されており、かなりの部分舗装されていた ただ、分岐点がたくさんあるので標識には十分注意が必要 

西条市には大きな温泉が2カ所 これまで「武丈の湯」専門だったが、今回は「ひうちの湯」へ 「ひうちの湯」は地下1005mから汲み上げる35度のナトリユウム塩化物の源泉をふんだんに使っている(日量600トン) 四国でも1,2を争う大浴場、フローティングマグナムのジェットバス、水風呂、ゆったりしたサウナ、スチームサウナも、露天風呂は源泉そのままの35度、それを少し加温した露天風呂、薬草露天風呂も、大浴場横にあるデッキチェアーで寝転がることも可 十分堪能するには2時間は必要

ユッタリと寛いだ一日だった

 

カシミール画像

松山自動車道西条IC〜国道11号線〜国道194号線〜県道17号線
〜林道足谷線(足谷川に沿って)〜林道寒風大座礼西線〜登山口

 

概念図

登山口は、中七番コース、足谷コース、小麦畝コース、そして高藪コースとあるが、
今回の高藪コースが一番短いのでは 登山道も立派

登山口までのアクセスは高藪経由の方が道が整備されている 
普通車でも可 ただし分岐点が多く、標識を間違えないよう

タイムスケジュール 

6:00起床自宅発6:30→9:10登山口9:20→11:20平家平頂上11:40
→13:00登山口→西条市(「ひうちの湯」 600円/人)→自宅

 

(画像はクリックで拡大 文字が不鮮明な場合は再度のクリックでさらに拡大し文字も鮮明になる)

登山口


県道17号線から林道足谷線に入ると舗装が切れ、石がゴロゴロの急坂の悪路 
パジェロだから問題ないが普通車はかなり厳しい 
寒風大座礼西線にはいるとほぼ平坦路で道もそんなに荒れていない 
最高高度地点からやや下がったところに登山口がある

登山口は標識が分かりやすく、駐車スペースもある

 

登山道

この辺りは良く整備されていてこのようななだらかで落ち葉を踏みしめて登っていく

 

稲叢山

南側の谷の向こうに霧氷で真っ白になった稲叢山が

 

大座礼山

東側にはこれも頂が真っ白な大座礼山が霧氷の枝の向こうに見える

 

筒上山・手箱山

西の方には積雪で真っ白になった筒上山と手箱山の雄姿が望める

 

冠山と平家平

登山道の正面にターゲットが現れた まだまだ1時間以上はかかりそう

 

樹氷

付着した水滴が凍ってできたオブジェ

 

霜柱

冷たいとこのように大きな霜柱ができる 

 

氷柱からの雫

大きな氷柱から離脱直後の水滴

 

霧氷林

高度が上がってくると登山道も霧氷の中を進む

 

霧氷の花畑

霧氷林を抜けて笹原の斜面にでると、霧氷が白い花のように、白い桜にも見える

 

霧氷林

登ってきた方角を振り返ると、真っ白な霧氷で覆い尽くされている

 

頂上間近

案内の看板も霧氷で覆われ、笹も草も真っ白に凍っている 当たると折れる感じ
やっと到着した開放感一杯の表情

 

頂上

標識がぽつんと

 

登頂記念

後ろに冠山が見えるはずだったのに ガスがだんだんと濃くなってきて、周辺の視界は不良
風が冷たくて顔がヒリヒリ マスクがないと凍傷になりそう

 

赤石山系

一番期待していた赤石が殆ど見えない 別子ダムの向こうに東赤石があるはずなのだが

 

 

 

renew:2016/05/09

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