物語(時間のある方はどうぞ)
2017年05月28日
好天に誘われ島巡り第5弾
観音寺市沖の伊吹島へ イリコの生産地として有名だが、初めての訪問
観音寺市から高速定期船で25分 人口は最近のデーターでは約530人 小さな島ながら割合たくさんの人が住んでおり、イリコ産業で活力があるためか人口が多く若い人も多い
島が台地状になっていて、海岸線上の狭い平地は殆どイリコ加工場となっており、住居は一段高い台地に有り細い網目状の路地で繋がっている 路地はまさに迷路となっており外からの人は迷うこと間違いなし
私達は事前にネットを通じて情報を収集し、地図もできるだけ詳細版を準備していたおかげで事なきを得た
今回の目標はこの島の最高地点を極めることと伊吹島の雰囲気を味わうこと できればイリコの加工現場も観たかったが、イリコの漁期は6月から8月だったことと日曜日だったこともあってかなわないことだった
しかし、島内散策していると冷たい缶コーヒーをいただいたり、イリコ加工工場の試運転の一部も観せてもらいおまけに試運転に使った新鮮なイワシも頂戴するなど思いもよらない地元の人達との触れあいも楽しめた
やっぱり、この島へ来て良かった、と大満足の一日だった |
概略行程
観音寺港7:50〜8:15伊吹島港〜8:30金田一春彦歌碑〜8:40大きなイス〜
9:20三角点・鉄砲石9:25〜9:35滝宮神社〜9:55波切り不動尊〜(小休止)〜
10:40伊吹島産院(出部屋)跡〜10:55泉蔵院〜(小休止)〜11:25伊吹八幡神社〜
(昼食)〜12:35トイレの家〜13:00防波堤〜13:05イリコ加工場
〜13:15伊吹島港13:30〜13:55観音寺港
時間はタップリあるのでユッタリと行動できる 少々道に迷っても大丈夫
それに人通りもあるので訊けば親切に教えてもらえる
伊吹島周辺マップ
松からは松自動車道豊中ICを下りて観音寺港へ
観音寺港から高速定期船で25分 便数は一日4便しかない
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伊吹島マップ
島全体が高台に有り、人家は中央部に集中している それより高いところに畑がある
農地を耕している人によると、土が独特で農作物には適さず高所なので水も十分やれないそうだ
この地独特のアメリカイモ(白いサツマイモ)も栽培していた
海岸線は殆どが切り立った崖となっており、そのわずかな平地は港湾設備やイリコ加工場が占めている
(画像はクリックで拡大します)
伊吹島行きの「ニューいぶき}
伊吹島の全景
往路の「ニューいぶき」から撮ったもの 台地状の島だと分かる
伊吹島港へ上陸
道路は直ぐに坂道 道路に並んでいるのはバイクだけ
自転車を船に乗せてきた人もいたが、途中で出会った時に彼曰く「しんどかった!!」
港にはバイクが一杯 |
イリコ漁の船 漁期解禁間近 |
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アップダウンの多い狭い路地が多いのでバイクは生活必需品
金田一春彦の歌碑
彼はこの地に残る古い京都訛りを調べに訪れたそうだ |
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しばらく坂道を進むと右側にアサギマダラ飛来地の看板が有り、その直ぐ先にユニークな
「大きなイス」への案内標識
大きなイス
ユニークな標識に誘われてせっかく登ってきたのにまた海辺まで下りてきた
大きな人が西側に広がる海を眺めて座ったのだろう(^_-) 瀬戸芸の作品
きつい坂道をゼーゼー言いながら上り返して再び緩い坂道を登っていくと
左側に大きな木下にベンチらしきものが現れた
沈む夕日を観る特等席
今日は霞んで見えないが、季候さえ良ければきっとキレイな夕陽が拝めるのだろう
二人にピッタリのベンチに座って どうぞお楽しみください
鉄砲石
硬いので砕いて鉄砲の弾に使ったとも言われる火山岩?
この岩の後に展望台のようなツリーハウスが見えるだろうか?
鉄砲石の右奥にある二等三角点(標高121.5m) |
ツリーハウス |
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滝宮神社
鉄砲石から少し下りて東に向かったところにある神社 こんな所にもベンチが置いてある
波切不動尊
波切不動尊への道が始まる |
赤い柵に導かれてドンドン下っていく |
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やっとついた波切り不動尊 あの洞窟の奥
来た道をまたまた登り返して次の目的地は産院跡へ
伊吹島産院(出部屋)跡
当時この島でお産をした女性が乳児と共に1ヶ月過ごして体調を整えたそうだ
泉蔵院
ちょうど集会があって奥さんたちのバイクが集合中 |
隣の神社の境内から島の中心部 |
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歩いていると、泉蔵院の集会に来ていた若い奥さんから冷たいコーヒーをいただいた
ありがたいことだ
伊吹八幡神社
ひときわ高い樹木が見えたのでそれを目指して歩いてきたらまさしく伊吹八幡神社だった
時間もタップリあるので、ここでタップリと昼食タイム
トイレの家(瀬戸芸作品) |
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ホンモノのトイレだった |
中にある大鏡 自分が写っているのは何か変な感じ |
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イリコ加工場の団地
防波堤の突端から見えたイリコ加工場群 港の側からずっと続いている
船から加工場へ新鮮なカタクチイワシを直接流し込めるシステムとなっている
イリコ加工場の設備 |
試運転中の機械 |
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もうすぐイリコの漁期(6月〜8月)が始まるので試運転をしている加工場があった
新鮮なカタクチイワシが流れていた
「もっていきや」
加工場を外から見学していたら、働いている奥さん達が
「どこから来たん? 松? そんならいける」 とトロ箱にドサッと入れてくれたものの・・・・・・・・・
帰宅してからカタクチイワシを調理するので大騒動
ネットで調べてとにかく手早くやらないとせっかくの新鮮さがなくなってしまう
自信は無いが、イリコも作ってみよう、梅干し味で煮付け、ショウガの煮付けも
煮付けは軟らかくて美味しかったが、果たしてイリコは完成するのだろうか?
ネットでは素人はしない方がいいとの声が多かったが・・・・
帰路
伊吹島港を出ると直ぐに後から水上バイクが高速で追いかけてきた
もう 夏なんだ
初めての山、初めての島、初めての街、初めての人達、・・・・
刺激があって面白くそれでいて心地良く、終わってみれば充実感がある
少しずつでいいから味わい続けたい