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 稲叢山(09.08.15)

いなむらやま


 

物語(時間のある方はどうぞ)

2009年8月15日 

前回6月27日に上った際、洞窟近くの崖にたくさんのイワタバコの葉があるのに気がついていた 8月になればイワタバコのシーズン 8月半ばは絶好のチャンス、とばかりいそいそと出かけてきた

ところが、登山口の稲村ダムに到着すると雨が振り出し、おまけにアブが一杯 大急ぎで蚊取り線香を焚きながら出発準備 この雨ではカッパ姿 カメラは大事にカッパの中へ 

虫除けネットを被り万全の体制で出発 しかし、歩き始めると今度はブユ アブも手を振って歩くと手にぼんぼん当たるほど それでもイワタバコ見たさに一生懸命洞窟ルートを辿る ダムの測道から登山道へはいる際にオニユリがきれいに咲いていた ヒョッとして今日はいけるかもとの淡い期待

今回は洞窟ルートから登り、ダム湖ルートで降りるコースを取った

シコクママコナ、オトギリソウ、ヒメキンミズヒキ、と小さめの山野草は目についたがそれ以外は殆どお目にかかれない 雨は小やみになったが涼しいのでカッパは着たまま 

1時間ほど経った所で冷茶を飲もうと立ち止まった崖の側 ふと見上げるとなんとそこにイワタバコが えっ、こんな所にあったっけ 何はともあれイワタバコ しかし、ちょっと暗いのと、花の時期も少し遅い?

ここにあるのならきっと目指す滝の近くの崖に一杯咲いているに違いない、と元気が出てきた

目指す場所に来た しかし、殆ど良い花は見あたらない 一見きれいに見えるものもよく見ると花の周りが朽ちかけている たくさん撮って後で整理したらいい、とは思いながらもなかなか良いアングルに入らないので苦労する

こんなにたくさんのイワタバコを観たのは初めて まぁまぁかな、と自らを慰めつつ、ここまで来たのなら頂上まで行くか、と再度ヨタヨタとのぼり始めた

頂上はすでにガスで視界はほとんど無し 頂上大岩の上でブユをさけるためにネットを被ったままでおむすびを食べ、いそいそと下山開始 ダム湖ルートでまっすぐに降りる

ダム湖まで降りてくると一安心、と思いきや再度ブユとアブの総攻撃が始まった 二人の周りには無数のブユをアブ 雨がやんだためにカッパから長袖シャツに着替えていたが、その上からやられた

私は二日くらいで腫れが引き始めたが、家内の右手はパンパンに腫れ上がって、リンパ腺に沿ってドンドン肩の方まで赤い腫れが伸びていった かなりの熱を持ってきたので保冷剤を布で包み、それを熱を持った右腕に巻き付けて冷やす ステロイド系の塗り薬も使うが、一時的にかゆみは収まるものの、副作用が気になるので度々は使えない 3日目でやっと腫れのピークが過ぎ、やっと楽になったようだ 

帰路寒風山の水を汲む 水量はたっぷり あっという間にポリタンクは満杯

西条武丈の湯で身も心も癒されて帰宅   山登りはいつも良いことばかりではない、と思いつつ 

 

タイムスケジュール

5:30起床 6:00出発〜8:30稲村ダム8:50〜12:00稲叢山山頂12:20〜13:12稲村ダム
登山口13:20〜寒風山水汲み〜14:40武丈の湯17:10〜19:40自宅




山頂


雨の中を登ってきて小やみになったので、カッパの上着は脱いだ
しかし、ブユとアブは頂上でも襲ってくるので、顔はネットの中

こんな完全防護スタイルでもブユやアブは長袖の上からでも攻撃してくる

 

出会った山野草  

ねらい目のイワタバコはそれなりにたくさんあったが、
綺麗に見えてもよく見ると花が痛んでいるのが多い

この季節にはそのほかに観るべきものが少ない

イワタバコ

 

ネジバナ オトギリソウ

 

オニユリ  シコクママコナ

 

ヒメキンミズヒキ  

 

サンコタケ ホツツジ

   

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