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陣 ヶ 森 ・ 戸 矢 ヶ 森

(じん が もり  ・ と や が もり)


 

 

1月26日   先週雪が降ったので、高い山は難しいと思い、登山道も短くて登山口から山頂が近い陣ヶ森がうってつけと考えた そこまではよかったのだが、実際早明浦ダムの近くまでいってみて雪の少なさに拍子抜け

落胆しながらも陣ヶ森へと向かったつもりが林道を間違え、後で調べると樫ヶ峰の方角に奥深く入ってしまった

荒れた坂道で雪も増えてきたのにパジェロの四駆に頼りすぎ、チェーンを巻くタイミングを失して、あっという間に山側の側溝へ滑り落ちてしまった 

もう ダメだ、と観念したときに、なんと前方から森林組合のユンボが下りてきて、親切にも引っ張り上げてくれた まさに奇跡というほかない  ただ感謝感謝 

それにも懲りずに、親切な森林組合の方に教わって、陣ヶ森への林道を目指した 

ところが林道は先週の大雪で重みで折れた無数の檜の残骸が林道を塞いでおり、 途中通行不能 やむを得ずかなり下の方から車を断念して歩くことに 

そこからたくさんの檜の倒木が横たわる林道を歩いて登山口まで45分

登山口には広い駐車場と案内板、そして六角形のトイレも 周りは広大な牛の放牧場 この時期は牛はいないが、たくさんの乾燥した牛のウ○チが

頂上まではほんの20分 

それから尾根の端っこにある戸矢ヶ森まで アップダウンの多い、それもイノシシが掘り返した土がデコボコになった状態で固まっている道はまるで大小の石ころが転がっている沢を歩くようで、かなり足に応える

途中にある丸山広場 うわどおりの大きなアセビの木が点在した広大な広場 

ここで昼食をとり、すぐ尾根を西へ 広場の西端の三叉路は右に行きたくなるがここは左に折れて下っていくのが正解 しばらくすると見晴らしのよい岩場にでる

しかし戸矢ヶ森はまだまだ遠い 北の方角は背の高い笹や常緑樹に遮られているが、時折かすかに見えるが写真には撮れない真っ白な山 

あれはきっと石鎚山系の山に違いない きっとどこかに見晴らしのよい場所があるに違いないと信じて進んだが、結局のところ戸矢ヶ森に行っても全く見えず 落胆この上ない

戸矢ヶ森の三角点を確認してすごすごともと来た道を引き返すことに 県民憩いの公園というからには北方面の絶景を見られないなんて許せない、なんて不満たらたら

帰宅してから写真を整理してみると良い写真がなく困ってしまった めぼしい被写体や景色がなかったということだ 

本当は雪の林道で側溝にはまって傾いたパジェロをユンボに引っ張り上げてもらったところが一番の傑作シーンだったのだが、その時は写真どころではなかったのだ でもそれを残念がるより、ユンボに感謝しなければならない

心と身体の疲れた一日だったが、帰路大歩危の「サンリバー大歩危」でゆったりと癒して帰宅

 

カシミール画像

高知自動車道大豊IC〜国道439号線〜(郷の峰トンネル入口を左折)県道6号高知伊予三島線
〜林道峰石原線〜登山口


 

タイムスケジュール 

5:30起床6:00出発〜途中道を間違えて雪道の林道で脱輪〜 ユンボに救出される
〜林道峰石原線の途中で倒木のため通行不可〜9:55歩行開始〜 10:40駐車場登山口
〜11:00陣ヶ森頂上到着〜11:15丸山広場到着〜12:50戸矢ヶ森〜 13:05下山開始〜15:00車到着

 

(画像はクリックで拡大 文字が不鮮明な場合は再度のクリックでさらに拡大し文字も鮮明になる)

登山道

林道峰石原線の途中は先週の大雪で立派な檜が倒れており、ここで車を断念 
林道は日陰で路面は凍っておりチェーン無しではここまでも無理


 

林道を覆い尽くす檜の倒木

立派な檜が見るも無惨にへし折れている 後かたづけが大変なことだろう
さっき助けてくれた森林組合の人達のお世話になるのだろうか?


このような光景が至る所に見られた 
立派な檜が ボキンボキン折れてもったいない

当分の間は車の通行は不可

 

登山口駐車場と六角形トイレ

普段ならここまで車で来れたのに 私達は車を降りてここまで45分も歩いた 
南斜面で日当たりがよく、この辺りには雪はない


 

工石山・陣ヶ森県立自然公園の案内



 

登山道

駐車場左手から急速に登っていく 両側は広大な放牧場で、
季節によってはたくさんの牛がノンビリとしていることだろう

道は整備されていて、両側にはアセビの木が

 

陣ヶ森頂上

あっという間の20分で頂上 庵の右側が三角点 周囲は放牧場

 

高知の市街地

頂上から高知の市街地と遙かに太平洋が望める 中央やや右上には浦戸大橋? 

 

凍った尾根道

頂上から尾根道を戸矢ヶ森へ向かう  木陰にはいると道はカチカチに凍っている

イノシシが掘り返した土が凍って石ころのように硬く、
デコボコになっているので歩きづらく足にこたえる

 

丸山広場

ものすごく広大な広場に、写真のようなこんもりしたアセビの木が散在し、
暖かいシーズンにはハイキングを楽しむ人達で賑わうことだろう

ここの屋外木製テーブルでおむすびとシュークリームの昼食

 

三叉路

さらに戸矢ヶ森へと西へ向かうのだが、この広場の西端にある三叉路は
ついつい右へ行きたくなるが、正解は左折して下っていく

 

岩場

見通しのよい岩場に出てくる ここは一段と南から東への見晴らしがいい
誰でも行けるところ?岩の向こうは断崖絶壁 こわ〜!!!



南から東への見晴らし

目の前にあるのが工石山、左へ三辻山、笹ヶ峰 ちょっと離れて梶ヶ森、遠くに白く見えるのは三嶺や剣山か?

 

白髪山?

この山からの山座固定が難しい 真正面は白髪山と思うのだが、とするとその左にある白い山は奥工石山
右手の遠くに真っ白く見えるのが矢筈山系なのか?

 

国見山(雪光山)

殆ど真南の方向のアセビの木の残雪の向こうに特徴ある山が

 

戸矢ヶ森頂上

道のまん中に三角点が 右の標識にそれらしく表現されている 
それに同好会がつけた表札が私の後ろの枝にぶら下がっている

 

アセビの巨木

戸矢ヶ森から少し西に下った付近が巨大アセビの群落 惜しむらくは季節が悪かった

さらに残念なのは、陣ヶ森から続くこの尾根道の北側には石鎚山をはじめとする絶景が見られるはずなのに、
そのポイントが全然ないのが残念 常緑樹の枝の合間からかすかに見えるのだが、写真を撮ることにもならない


 

 

 

renew:2013/11/18

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