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 寒風山(10.01.10)

かんぷうざん


 

物語(時間のある方はどうぞ)

2010年01月10日 
 
今年に入って初めての山
はやはり寒風山 この時期寒風山には 雪があるに違いない との確信のもと 下界は曇り空 時折雨の中をいそいそと 寒風山トンネル間近で初めて桑瀬峠付近の白い雪の山肌を目にできた

あるある!! 雪がある!! 林道の登山口直前に道路が凍結 パジェロを四駆にして、ソロリと登ると、なんと駐車場にはたくさんの車 みんな想いは同じなんだ

駐車場のトイレは凍結のため使用禁止 駐車場もツルツルに凍っていて歩くにも要注意 大急ぎでアイゼンを装着していざスタート 意外と寒くないが、一応防寒着の下に羽毛ジャケットを着込んで
スタート直後の急登は凍結しているものの、表層に粉雪がつもっているので予想外に滑らないのでアイゼン無しで登る人も でもアイゼンをつけている方が安心

桑瀬峠は風の通り道 冷たく強い風のため長居は無用 でもシュークリームをパクリ この付近でも積雪は多く、道をそれると膝が隠れるくらい埋まる でもまだササの葉が見える程度で本格的な積雪ではない

これからが楽しみな雪道 登るほどに積雪は増えて、雪質もパウダー状で、踏みしめるとキュッと音がしそう アイゼンもしっかり効いて、雪のない時より登りやすくさえある

一登りしてブナの林の中にはいると、ブナの幹にも真っ白い雪がこびりつき、登山道横には風のためか雪が大きく盛り上がっていたり、枝には樹氷と雪が重なり合って太く付着している 真っ白な雪と黒く見える木々の幹と枝のまるで墨絵の世界

視界が悪いからと途中から下山する人も多かったが、何でこの景色を見なかったのか、とよけいな心配も 

ただ、周囲はガスで覆われて視界はなく、背景も含めて白の世界 心配していた急坂や数カ所のハシゴ、北斜面の凍結しやすい箇所も難なく通過し、山頂には2時間15分くらいで到着

風をよけて南側斜面に座り込んでおにぎりの昼食を取っていると、後から登ってきた中年夫婦二組も近くでそれぞれの昼食 ガスバーナーでラーメンを造ったり、カップ麺(水を入れるだけ?)をすすったりそれぞれのスタイル

20分くらいで下山開始 下りは案外スイスイと 積雪がちょうど足の負担を軽くしてくれるので、ドンドン下り 結局のところノンストップで登山口まで 1時間10分で到着 自己新記録

寒風山の水を汲み、「武丈の湯」に浸かって いつものコースで 雪を満喫した寒風山だった



寒風山はこれで12回目となるので、地図などの説明は省略 

 

登山口

登山口駐車場にはたくさんの車 そして路面は完全凍結 

恐る恐る歩かないとスッテンコロリン
アイゼンをつけていないカミさんの足下をおじさんが心配そうに見ている


 

登山道の雪

桑瀬峠までの登山道もかなりの積雪

 

桑瀬峠

風の通り道で積雪は少ないものの、一歩登山道をはずれるとズボッと膝まで沈む



雪を楽しむ

桑瀬峠を過ぎると積雪は急増 やせ尾根や北斜面は足下に注意
霧氷というよりは樹氷?雪質は乾いてパウダー状

冷たくて心地よい真っ白な雪を、雪景色を目で感じ、足で踏みしめ、手で触れ、そして肌でも堪能

しかし、カミさんが手袋を落とし、2〜3m下で止まったのを回収するために斜面を少し下ったが、
アイゼンをつけているとはいえ危ない行為だった お互いに大いに反省

  

 

難所

いつもは凍結していて怖いところだが、雪が積もっているので滑らず、ロープを持って楽々通過



深い雪

頂上直下のブナ林は雪が積もりやすいところ 風もなく見た目より心地よく登山
苦しい、というより雪を楽しみながら

 

 

雪遊び

吹きだまりの雪は深い 写真を撮ろうと道を外れるとあっと言う間に腿までズボッ
冷たいけど、服に付いた雪は払うと簡単に落ちていく 

しっかりと遊んでしまった

 

もうすぐブナ林を抜ける

ここを抜けると一面笹原の斜面となり、頂上はもうすぐ



頂上直下の笹原斜面

ガスで視界は無し ただ風がないので冷たさは感じない
さすがに疲れた?

 

頂上

お疲れ様 山頂には数名先客 しかし視界の悪さと冷たさで山頂でたむろする人は少ない
積雪がありながら頂上まで2時間15分は早い

雪が無くても写真を撮りながら登るときは2時間半程度の時もある

 

山頂直下の東斜面

いつも目につく枯れ木がかすかに見える 笹ヶ峰は全く見えない
天気が良ければここに座ってお弁当なのだが、今日はやや風が当たるので少し南側に移動

シートを敷き、その上にタオルや予備の手袋、カッパなどを敷き詰めればお尻も冷たくはない
久しぶりに買ったローソンのおにぎりの小ささを愚痴りながら ついついどら焼きもお腹に入った




今日は山野草も景色も無く、見苦しいと知りつつカミさんと私のフル出場となりました

お許し下さい (-_-;)

 

   

 

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