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 寒風山(10.08.15)

かんぷうざん


 

物語(時間のある方はどうぞ)

2010年8月15日 

7月に登って一ヶ月ぶり 昨年のことを思えばまだ裏寒風の花には早い? と思いつつ、お盆で帰省してきた孫との楽しい時間、そして帰って行った後の寂しさと疲れを癒す場として心は寒風山に向かってしまう

登山口には8時前に着いたせいか車はまばら お盆だから少ないのか 登山口まで西条から自転車で来た中年の人に会う 聴いて「エッー」と驚くほどこの地点は高度がある 羨ましい体力だ

登りはじめから二人とも半袖 この暑さではシャツは着れない 桑瀬峠までの間に久しぶりにヤマジノホトトギス、ヒナノウスツボと出会う マクロレンズで一生懸命撮るのだが、問題は鋭敏すぎる焦点合わせ 少しの ズレもボケに繋がる 息を殺してシャッターボタンを押し続けると かなり疲れる カミさんには遠く置いて行かれる

桑瀬峠で仲良さそうに写真を撮り合っている中年夫婦連れ 聴けば、奥さんが初心者なのでここまでで帰るそうだ 当方はシュークリームを食べ、お二人との会話でほのぼのとして気持ちになって峠を出発

二段目のハシゴの近くにはソバナ、タマガワホトトギス、タカネマツムシソウ、テバコマンテマ このルートでは山野草がたくさん見られる場所 しかし、ちょっと急勾配過ぎて、足下には十分注意を
写真を撮っていると後から登ってきた人たちが「何だ何だ」と訊いてくる
私と入れ替わって写真を撮る人が多い 私達もそうやってきたように、こうやって新しい人が新しい場所を知るのだ

もう一つ上のハシゴの上にも山野草のお花畑があるが、ここはもっと危険が一杯 足下もグラグラ その先に開ける崖に沿ってタカナマツムシソウやテバコマンテマがたくさん咲いている しかしここはホントに危ない
高所恐怖症の私にとっては長居は無用 ホントは怖い

頂上近くになるとシコクフウロの群生地 それを過ぎるとチャボツメレンゲが咲くところがある ずっと側に寄らないと分からないが、この時期やっと花が開き始める頃 もう少し後の方がキレイ

頂上に着くと、写真に時間をかける私達よりも後から来た人たちがすでにたくさんご昼食タイム 私達もいつものように笹ヶ峰を眺める場所と思ったが、そこには人間の廃棄物の跡が 情けなく思いつつ頂上の広場でおむすびをいただく

そのとき、登山中に会話を交わした高知の井上さんに再会 あの橋本さんの話になって、彼は水・土・日に来るという きっともうすぐ登ってくるはず というので待っていたら、案の定橋本さんが裏寒風のルートから二人を従えて登ってくるのが見えた

私達は逆に裏寒風を降りようと思っていたのだが、橋本さん曰く、ジャコウソウとフシグロセンノウ、そしてイワタバコを見に行くというので一緒に下山開始

昨年と同じ場所でジャコウソウ、フシグロセンノウを堪能し、最後はイワタバコの群生にしばし時を忘れた

橋本さんは水・土・日と週3回もこの山を訪れ、草を刈ったり足場の悪い道を直したり、さらには裏寒風ルートの開拓と整備をしたりで、私達登山者にとって大変ありがたい存在だ 感謝も忘れてはいけない

幸いカミさんの足の状態も良く、ホントに気持ちの良い登山となった

次回は裏寒風ルートを単独走破したいと思っている 

 

登山口駐車場

旧寒風山トンネル南側出口にある駐車場
朝8時過ぎで早いのか殆ど車が止まっていない

 

桑瀬峠直前

寒風山山頂がかすかに見える 青空は見えるものの今日もガスが多そう

 

山頂

ガスがかかったり晴れたり ちょうどガスがかかると快適名気温
しかし、手元の温度計では30℃を超えている??

この後、裏寒風から登ってきた橋本さん達に遭遇
以降は彼らと共に途中山野草の撮影しながら下山

 

この日であった山野草達
 

シシウド シモツケソウ
   

 

ヒナノウスツボ ホツツジ
   

 

ヤマジノホトトギス タマガワホトトギス
   

 

テバコマンテマ タカネマツムシソウ
   

 

オタカラコウ シオガマギク
   

 

テバコモミジガサ ソバナ
   

 

チャボツメレンゲ
   

 

タカネオトギリ シコクフウロ
   

 

フシグロセンノウ ジャコウソウ
   

 

イワタバコ
   
   

 

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