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寒風山(13.11.23)

かんぷうざん


今年(2013年)2月に登って以来9ヶ月ぶりの寒風山 何時登っても、何度登っても飽きない山 
5月にカミさんが体調を崩した際にはもうこの山には二度と登れないかもしれないと思っていた

高松近郊の低い山やこの山より高い剣山での試行登山を重ね、
登山や下山時の気圧変化を極力緩やかに、
そしてできるだけゆっくり行動すること等によりやっと復活の第一歩を踏むことができた

結果は完全とまではいかないが下山後カミさんの体調に異常は起こっておらず、
二人して喜びを分かち合うことができた

登山口は車で一杯 土曜日で、おまけにUFOラインが崖崩れのため通行止めのせいもあって、
瓶ヶ森や石鎚山を諦めて伊予富士や寒風山へ切り替えた人も多かったのではなかろうか

天候も良すぎるくらいで気温が高く、雪も融けかかっていて登りはじめにはアイゼンをつけなくてもいいほど
私達は桑瀬峠からアイゼンをつけたが、つけずに登った人達も

気温が高い日が続いたせいで霧氷は皆無なのが残念だが、それを補って余りある空の碧さ
視界も東は遙か彼方の剣山山系の山々、西は石鎚連峰もキッチリ見えた

山頂直下から紺碧の空を背景に真っ白な山頂の姿、山頂からの笹ヶ峰とともにやっぱり絶景だ
ゆっくり登ったので、登山口から2時間半で山頂 山頂にはたくさんの人達が写真を撮ったり食事を取ったり

久しぶりの寒風山はクッキリと目に焼き付いた気がする


 
アクセスルート図(Google Map)


旧寒風山トンネル南口(高知県側)が登山口 


大きな地図で見る  

 

登山ルート図(カシミール画像)

ルートのイメージ図(GPSの軌跡ではない)

 

 

登山口


この右手にUFOライン(瓶ヶ森林道)のゲートがあり、今は閉ざされている
崖崩れで通行止め 来年4月には再開してほしいのだが・・・・・・

駐車場は向こう側にあるのも含めてほぼ満杯状態 



 


登山口から桑瀬峠

 

登山開始直後の急登 まだアイゼンは装着せず 桑瀬峠はこんなにたくさんの人
ここからアイゼン装着 
   

 

 

 

寒風山の雄姿

 

桑瀬峠を出て直ぐの鞍部から寒風山の全景が姿を現す
この碧い空 すご〜い!!!

山頂は中央やや奥のなだらかに見えるところだが、登山ルートは右手前から切り立ったピークを巻いて登っていく




 

雪の登山道
 

随所の崖にはステンレスのハシゴが完備 霧氷はないが枝に積もった雪がドサッと落ちてきそう
   




崖を登って



ハシゴやロープの助けを借りてこれを越えていかなくっちゃ 
右側の急斜面(崖)をよじ登っていく

 

 

大木に囲まれた林間ルートも 山頂直下急斜面 最後の頑張りが要るのだが、空気も薄くなるせいかハァーハァー・ゼーゼーで足が重い
   

 

 

最後の急登 登り終えるとなだらかな雪道とまっ青な空が待っている
   

 

 

着いた !!!


暖かいとはいえ、山頂で昼食をとっていると身体が冷えてくるので早めにコートを着用
皆さんは携帯用のコンロで温かいラーメンやコーヒーを楽しんでいる

私達のお弁当は保温容器に入れた温かいご飯 梅干しとふりかけ 寒い山頂では絶品

 


笹ヶ峰
 

何時も目にする景色だが、いつ見ても感動する
遙か彼方の剣山山系には白い雪は見えない

 

 

山頂から西の展望


中央奥に伊予富士とそのずっと向こうに手箱山と筒上山も望める
空気は澄んでいるがこの時間帯は逆光なのが残念

 

 

絶景を堪能して いざ下山


転んだらどこまで落ちるか 傾斜はきついが歩いているとそれほど怖くはない
もう登れないと思っていた山頂を制覇した満足感で足取りも軽い


9ヶ月ぶりに寒風山に登れて、ホントによかった
健康であることのありがたさ、そして感謝の気持ちに浸った1日だった

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renew:2013/11/29