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 剣山・一ノ森(10.06.12)

けんざん・いちのもり


 

物語(時間のある方はどうぞ)

2010年6月12日 

久しぶりに剣山へ 5時半起床6時出発 車も少なく快調に飛ばして貞光から国道438号線にはいると、ここからは追い越しも難しくなってくる。次第に車が詰まってきて、数台がそのまま剣山登山口駐車場へ

なんと九州や神戸ナンバーの多いこと。それに団体も。バスが見えないので、剣山から丸石まで縦走して奥祖谷かずら橋へ向かう人達か?
駐車場から早速大型望遠鏡で野鳥を追いかける人達も。私たちのように山野草ねらいの人もいるのだろうか?
今日はオオヤマレンゲとツマトリソウがターゲットなのだが。

登り始めて早々にギンリョウソウ、タニギキョウ等の小さな花が目につき、写真を撮っていると後からの人に次々に追い越されていく。
西島駅から大剣神社経由山頂ルートに入り、少し登ったところから左折し、刀掛けの松へのルート。鹿による食害から植生を守るネットが目につき始め、このあたりからナンゴククガイソウやシコクブシの群生地 開花には少し早い

刀掛けの松からいよいよ本日のハイライトコースに入る 北斜面の日陰で湿分の多い場所にはたくさんの山野草が期待できる ヤマシャクヤクの蕾 ルイヨウボタン 写真を撮っている際を熟年グループが通過 さすがに目が利くのか、すぐにルイヨウボタンと分かったようだ しかし、このグループを除いて、このルートにこの日は殆ど人が通らない

後2ヶ月もすればキレンゲショウマも咲く季節 ふと目を上げるとあの白いのはヤマシャクヤク? すっかり開いたもの、やっと開いたもの、少しピンクがかったもの 
じっくりと見るのは初めてだが、誰も来ないので安心してシャッターを押せる二人だけの空間を思う存分に堪能した その気になってみると、あちらこちらにヤマシャクヤクが見えた 来シーズンからは見る目も違ってくる

次に今回のお目当てであるオオヤマレンゲは残念ながらまだ蕾も小さく、全く花の咲く気配が無い 今年は咲くのだろうか?と心配も

さて、最後はツマトリソウ 一の森の近くにあるとはいうのだが、なかなか見つからずに帰り際に一の森ヒュッテでコーヒーを このヒュッテにはご主人が撮ったたくさんの写真が食堂や廊下に飾ってあり、ブロッケン現象、大雲海、雪のシーン等々それは見応えのあるもの

別れ際にツマトリソウの話をしたら、今年は遅れているが剣山への道ばたに咲くのだそうだ 
ヒュッテを後にして気をつけて道ばたを観察しながら歩いていると、あったあった これもしっかりと目に焼き付け、シャッター押し、堪能できた

一の森や剣山の尾根筋にでると、風が強く寒いくらい ヒュッテのご主人曰くはこれで梅雨にはいるだろうとのこと(翌日梅雨入り) 晴天だった空も雲が増えて日が当たらなければ長袖シャツでは寒く感じる

剣山山頂には人影もまばら 気がつけばもう14時 8時半に登山を開始してもう5時間半 剣山の山野草をゆったりと楽しんだということ

下山途中で今から登ってくる人たちに出会う 今夜はヒュッテに泊まるのだろう いつか私たちも泊まってみたい
今日は登山口でソフトクリームを買い、水を汲んで、剣山木綿麻温泉で身体を癒して帰ろう

 

 
三嶺

今日も西島駅から三嶺がクッキリ 少し霞がかっているので、石鎚方面は見えない



 

穴吹川の源流 一ノ森の山頂直下
   
刀掛けの分岐から一ノ森方面へ 途中穴吹川の源流の谷を通る
この時期水も豊富で、この直ぐ上は小さな滝になっている
山頂にはノボリが 何のノボリかは不明 急登を最後のあがき
山頂には複数のグループ 大勢の人が 食事をしたり、休んだり
   

 

一ノ森の白骨林
   
一ノ森ヒュッテの庭からこんな格好の良いオブジェが ヒュッテの裏の尾根にもこんな枯れ木
   

 

剣山山頂を望む 剣山山頂
   
一ノ森から もうすぐ剣山山頂 最後の登り  剣山山頂は人もまばら 証拠写真として
   

 

この日出会った山野草達

ギンリョウソウ ルイヨウボタン
   

 

ヒメレンゲ シコクハタザオ
   

 

ムラササキゴケ ダイコンソウ
   

 

ネコノメソウ
   

 

ズダヤクシュ ワマクワガタ
   

 

コミヤマカタバミ ワチガイソウ
   

 

ヤマシャクヤク
   
   
   

 

ツマトリソウ
   
   

 

 

マイズルソウ
   

 
コヨウラクツツジ


 

ユキノシタ
   

 

 

 

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