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 剣山(13.02.03)

けんざん

 

物語(時間のある方はどうぞ)

2013年02月03日 

毎日が日曜日になったら、いつでも山に行けると思っていたが、自分たちの都合と、天気がマッチングしないとなかなか山には行けないもんだ

やっと剣山へ でも、雪が心配 つるぎ町役場の一宇支所にрオて道路状況を訊いたら「4WDでスタッドレスタイヤ、もしくはチェーンがあれば行ける でしょう」とのこと

それでも前日より寒いから凍結していないだろうか、登山道にはトレースがあるかどうか、トイレは、何時間で登れるだろうか・・・・・・・ まずは行ってみて、ダメなら直ぐにUターン、と腹をくくってスタート

行ってみると、予想外に雪が少ない 一番心配な凍結区間も無事通過 雪道経験者である私の卓越した運転技術のおかげ??? ゆっくりと、速度変化極力少なく、前車のタイヤ跡を外さないでが基本

登山道はスタートからかなりの積雪 直ぐにアイゼン装着 雪は深いが表面が凍って沈まないので思ったよりは歩きやすい にしじま駅まであっという間 55分で到着 

なんとここからの石鎚山系がものすごくクッキリと見えた こんなの初めてかも バッチリとシャッターを押した

昨年はここから安全サイドの道を選んだつもりが途中でトレースが消えて困った思い出 今日は尾根の直登ルート 急登が続き、冷たい風も強かったが、案外楽に山頂まで2時間10分程度で登った

山頂は雪が少ない 風が冷たい が、天気も空気も良好 特に東西方向は抜群の視界 タップリと写真に納めた

木製の大きな展望台で太陽に背を向けて座り、熱いお茶とおむすびの弁当 とても贅沢で至福の時間を過ごした 登山者がいないわけではないが、視界には殆ど人気も無く、たった二人だけで山頂の空間を満喫

下山は快調 1時間15分程度で駐車場へ と全て快調で気が緩んだのか、車の直前にあった路面の氷に乗ってしまって瞬間にスッテンコロリン 

気がつけば左足と腰に打撲と挫傷、左顔面の打撲と挫傷、カメラは抱きかかえたもののフードが割れて飛んでいった 大急ぎでカメラをチェック 電源が入らずに焦ったが、結局被害 はフードだけと分かって一安心

しかし、帰路凍結した緩い下り道路にさしかかると、なんと前方に大型四駆が横向きで通せんぼ 
こりゃえらいこっちゃと降りたとたんにツルッ 登山靴にアイゼンをつけ、スコップと我が車のチェーンを持って応援に

すると大型四駆もチェーンを持っていた 直ぐにタイヤの下に敷いて集まってきた人たちの力とエンジンの力で脱出成功 この車、もう少し滑っていたら崖に落ち込んでいたかも ヤレヤレ

が、今度は私が滑るかも知れない 極度の緊張感でハンドルとアクセルに注意を集中した 危険区域をほぼ通過した時点で、カミさん曰く、何でチェーンつけないの? 
確かに、チェーンつければこんな危ないことをしなくても済んだのに 次はもっと早めにチェーンをつけよう

そして、リスクが予想されるなら、人がたくさん来る山、人の多い日時を選ぶこと

いろいろあったけど、何とかなった1日だった しかし、身に沁みて反省 することが多かった  

 

 

剣山へのアクセスルート(Google Map)


高松から国道193号線で脇町へ 
脇町から192号線を西へ向かい貞光市街入り口にある剣山方面への標識に沿って県道438号線を南下 
つるぎ町を経て剣山見ノ越登山口(登山リフトみのこし駅)へ到着
 


大きな地図で見る

 

国道438号線の危険箇所(カシミール画像)

積雪が多いときには第一ヘアピンカーブ付近からチェーン装着となるらしい
今回はスキー場跡地付近まで積雪は少なく、所々路面に残って凍結していたがチェーン装着なしでも通行可

ところがスキー場から夫婦池を越えた峠までは日が当たらず今年も例年通り凍結が厳しかった
区間の半分くらいはほぼ平坦、後半が緩い登りだが、ここで車輪の駆動力を変えたり、
凍った轍跡から外れたりすると直ぐに横滑りしたりスリップして動かなくなったりとなる

スピードはできる限りゆっくり、かつ前車の轍から外れないように緊張感を保って進むことが大事
4WDにスタッドレスタイヤでも油断は禁物 チェーンやスコップは必携

 

登山ルート(カシミール画像)

 


駐車場


私達の車は正面建屋の下の駐車場 屋外と併せて15〜16台の車が止まっていた
登山者は20人足らず、と思う

雪があるところは滑らないが、雪が解けた跡は凍結していてホントによく滑る

 

登山道の雪
 

前日は暖かかったせいか、雪が柔らかく踏み後はかなり深い カミさんが足を入れるとこんな風になる
今日は昨日からかなり気温が下がり雪の表面が凍っているので殆ど沈まない

早々にアイゼン装着 沈まないので思ったより歩きやすい


                           (カミさん)


風もなく、快適な登山 ただ、手足は冷たい 
ホッカイロ入りの手袋をしているのだが、それ能力を越えて冷たい


                                             (カミさん)

 

次郎笈


西島神社を越えると視界が開けて次郎笈が目の前に飛び出してくる
良い天気、クッキリと山の姿が見える

肉眼では見えなかったがこの写真を拡大すると、次郎笈の山頂に一人の登山者の姿が
解像度抜群の写真だ

 

にしじま駅(ロープウエー駅 冬期休止)からの展望


三嶺と塔丸 その間に石鎚山系と赤石山系がクッキリ
これほど明瞭に見えるのは初めてかも

石鎚山系・赤石山系の文字周辺をクリックするとアップに


異様は爆音の飛行機が近づいてきた もしやオスプレイ?
と思ったがヘリコプターだった




 

刀掛けノ松経由の直登ルート


刀掛けノ松のところにはベンチがあったが雪に埋まっていた
急登が続く 若い人たちは私達をドンドン追い越していく

でも焦ることはない 時間はタップリある
このルートは尾根を上るので、冷たい風があたるので頭も耳も冷たい

帽子やネックウオーマーを追加して

 

夫:アラッ、疲れたの? 頂上はもうすぐだよ
妻:ウン、大丈夫 がんばる

 

直登バイパスルート


雪のないときに何度も登ったが、こんなにまっすぐ上る道があったのを初めて知った
ほんの短いバイパスだが、こんな鉄ばしごもあるなんて 見晴らしもいい


                             (カミさん)

                             (カミさん)




山頂


左上方の人が集まっているところが山頂 
雪は少ないが、風が冷たい



 

木道が綺麗に整備されている これをうまく撮れないかと思ったが
高いところから見たら良いんだろうな


                                             (カミさん)

 

山頂の大パノラマ


北方の大山は見えなかったが、西方の石鎚山系や赤石山系はクッキリ

 

東方の山々

 

山頂展望台の日だまりでゆっくりとお弁当 
下の方にはもう刀掛けノ松まで降りた人たち 

サァ、私達も下山開始

良い天気だった 綺麗な景色だった !!!!

 

 

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