6月14日(土) この時期石鎚山周辺にイワカガミが咲くという 一度は見てみたいとは思いながら、本当は
一週間前に行きたかったのだが?
石鎚山の登山口である土小屋へはいつもは寒風山トンネル・UFOライン経由で行くのだが、今回初めて
川内IC・面河経由のルートを通ってみた 結果的には高松から3時間20分を要し、距離も、ガソリンも、
高速料金も良いことは一つもなかった 特に川内からの国道494号線はまだまだ未整備区間が多く残っており、道もクネクネ
この時期の石鎚山は山野草の咲き始で、登りはじめは米粒やノミのように小さい花々が密やかに迎えてくれる 登るにつれてだんだんと初対面のしかも目立つ花との出会いが増えてきた 花を見つけては写真を撮りまくるので、登る速度は超鈍足 おかげで次から次へ
と後続の登山者に追い抜かれていった
二の鎖の巻き道の崖にはイワカガミが数本、あの奇麗なショッキングピンクに初めてお目にかかった この先
西ノ冠岳へ向かう道中にあるといわれているお花畑には一杯咲いているのでは、と期待が膨らむ
一番の難関は石鎚山登山道から西ノ冠岳方面への分岐点が分かりにくいこと 大体は分かっていたが、その場所に近づくとやはり分からない インターネットでは
二と三の鎖の中間と書いてあったが???
そこへ中年のご夫婦が 訊くと、「自分たちもお花畑に行く」とのこと 「しめた!」 後をついていくと、分岐点は私が思っていたところよりもっと上 三の鎖の巻き道の中間点くらい 面河方面の標識有り そこから急角度で下って石鎚山の西側の南斜面へ抜ける 1km程度行ったところで再び右側へと分岐する
ここからは一本道 多少のアップダウンがありながら、まずアカモノが、続いて待望のイワカガミの群落、満開を少し過ぎて
少し色が薄い感じ よ〜く見ると、イワカガミの群落の真っ直中にある湿った岩肌にあるのは
モウセンゴケではないか
イワカガミの群落を越えてもう少し西よりにユキワリソウの群落があり、これは
ベストタイミング 昨年よりも花が多いそうだ
この花畑の初対面の花たちにすっかり魅せられ、ふと気がつくともうお昼時間 西ノ冠岳のすぐ南斜面に腰を下ろして、人影まで見える石鎚山山頂の雄姿を眺めながらおにぎりをいただく
此処まで来たのなら西ノ冠岳に登らなくっちゃ でも遠くから見た目と違って西ノ冠岳の南面は険し崖 登れるのだろうか、行けるところまで行ってみよう
登り口は少し恐怖感のある急斜面 そこを越えると登り口から30分で頂上 山頂付近は展望はほとんどないものの、そこには遅咲きのホンシャクナゲの群落が目を楽しませてくれた
この時期、石鎚山の中腹から西ノ冠岳の間はブユが異常発生していて、これがたまらない ちょっと立ち止まったりすると、無数のブユに囲まれる 虫除けスプレー、蚊取り線香、ハッカ水、防虫ネットとかなり準備していたが、ハッカ水も効果はあるが一番は防虫ネットだった
帰りのルートは寒風山トンネル・UFOライン経由で西条の「武丈の湯」まで1時間半 タップリと身体を癒して帰宅したのは21時 朝5時から16時間の行程だった |