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皿ヶ峰(13.05.0 8)

さらがみね

 
 

2013年05月08日 

豊受山山頂で会ったご夫婦から「皿ヶ峰にたくさんの花が咲いていた」とのこと

それじゃー、とこの良い天気に誘われて久しぶりの皿ヶ峰へ

前日にネットで皿ヶ峰にはお花畑があるらしいことと、私達がいつも通るメインルート以外のルートあることを知った

風穴から尾根の縦走路に出て、山頂へ そして龍神平、上林峠を経由して水ノ元へ そこから出発点の上林森林公園駐車場へ戻るルートだった

途中で会う人ごとに道を訊き、花の情報を教えてもらいして、とうとう初めてのルートを完走できた

花たちにもたくさん出会い、後で整理するに困るほど撮りまくった 今やっと整理が終わり、HP更新に取りかかることができている

ゴタゴタと書かずに、まずは写真と本文を見てもらいたい

 

アクセスルート
 

高速松山道の川内ICで降り、国道11号線を松山方面へ左折すると直ぐに左折し、県道23号線へ 
しばらく進んだ信号を左折し、県道209号線を上林峠方面へ しばらく登っていくと上林森林公園方面の標識を右折 

後は道なりだが道は狭くカーブが多い登り道となる 
そのまま道なりに進むと上林森林公園駐車場に出る ここが登山口

 
大きな地図で見る 

 

 

登山ルート

 

上林森林公園駐車場は広大 数十台駐車可能 トイレもある この駐車場の奥から登っていく
階段があり、まっすぐ登ると風穴に出る

風穴からのメインルートは整備された道を龍神平までなだらかな登り道

今回は風穴から直登し尾根の縦走道に出て、そのまま山頂へ
山頂から龍神平、上林峠、水ノ元まで下り、ここからは駐車場のある上林森林公園へ登り返すルート

花を楽しみ、写真を撮り、昼食をしたりで約6時間のコースだった

 

 

登山ルートのイメージ


GPSではないので正確ではないが、イメージとしてこんな感じ

 


 

上林森林公園駐車場(登山口)

 

手前と前面左奥にも広大なスペースあり イベントも可 右手の屋根はトイレ
私達が登った登山口は前面左奥にある

 この日は全校生徒1000人の登山の日 
正面の人達は東温高校の先生や職員 テントもそのためのもの

 

 

風穴

 

柵の中は深さ2m程度の縦穴となっていて、一年中冷気が吹き出している

ここにはヒマラヤ産のブルーポピーが栽培されており、
夏頃にはそのきれいな花にお目にかかれる

ここが今日の登山の起点

 

 

山頂
 

山頂北側は樹木に遮られているが、南側には久万高原町の街、
西側(写真の方角)には松山の市街が眺望できる

 

 

龍神平
 

大きな湿原となっていて、これからの夏シーズンにはコバギボウシ、
ハンカイソウ、タチカモメヅル、オトギリソウなど花が一面に咲く

 

 

 

この日出会った花たち

 

シコクカッコソウ


キレイなピンク色の群れが歓待してくれた 
こんなにしっかりした状態のシコクカッコソウは初めてかも

まだ少し蕾も残っており、ほぼ満開状態の見ごろ

 

 

ヤマブキソウ


初めて出会った花 鮮やかな山吹色が強烈 こんなにきれいな花に出会えるとは!!!

 



ヤマシャクヤク
 

もう何度も観たが、見るたびにやはりすごく感動する 
真っ白な大きな花びらの奥に黄色とやや黒みがかったシベが映える

まだ咲き終わりのものは見えず、今が旬の時期なのだろう

 

 

イチリンソウ


今年よく見かけるイチリンソウ ここのイチリンソウは群生でなく、彼方此方に点在している
真っ白な花びらのものと、花の裏側がややピンクがかったのも

 

 

ユキザサ


蕾のものが多く少し早めだったが、少しずつ咲き始めていた 

 


 

ネコノメソウ
 

コガネネコノメ

ニッコウネコノメ

   

 

ニッコウネコノメ ヤマネコノメ
   

 

 

シコクチャルメルソウ


小さいので撮るのが難しい よく見ると可愛い顔をしている

 

 

イワカガミ


時期的にはまだ早かったが、これまでは満開の花しか見たことがなかったので新鮮な感動だった
ちょっと脇道に入ったところにあり、たまたま先を歩くご夫婦が立ち止まられたので見つけることができた

 

 

エイザンスミレ


スミレはたくさんあったが、エイザンスミレはひときわ大きい

 

 

ルイヨウボタン


他の山ではなかなか見つけられないが、この山では彼方此方で見かける

 

 

クロフネサイシン


登山道の脇に咲いているので、踏みつけそうになることも 
大きな葉っぱの裏側に隠れるように咲いている

 

 

フタバアオイ


この花も登山道の脇にヒッソリと咲いていた
この葉がかの有名な『葵のご紋』のモデルなんだって ヒエーッ!!!

どうりでひれ伏さないと撮れなかったはずだ

 

 

ヒナワチガイソウ


小さくて可愛い花 ヒッソリと佇むように咲いている 
マクロレンズの準備が遅れて慌てて撮ったためにもう少しじっくり撮りたかった

 

 

その他の花

 

カタバミ マムシグサ
   

 

ヤマアイ ヒトリシズカ
   

 

ツクバネソウ エンレイソウ
   

 

エンゴサク
   

 

ヤマルリソウ ヤマウツボ
   

 

カノコソウ ホウチャクソウ
   

 

後記

メインルートを龍神平まで往復した東温高校生との大集団と遭遇することなく、快適な花散策だった

ここに収録している以外にも、コンロンソウ、ハシリドコロ、シコクブシ等たくさんの花に出会っているが今回は割愛
足下や周囲に注意深く目を向ければ至る所に花が咲いていて、山全体がお花畑のようだった

一方では咲いているはずの絶滅危惧種が見当たらず盗掘された可能性も

この地は私達にとって心癒やされる大事な自然 大事に守っていきたいものだ
写真を撮る際にも、できるだけ植生の中に入り込まないことも第一歩だ 
 


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renew:2013/11/01