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皿ヶ峰(16.05.13)

さらがみね

 
 

2016年05月13日 


ほぼ毎年この時期に皿ヶ峰へ 今年は大型連休を避けたのと、昨年見つけたハナイカダが観られるかも,とこの時期を選んだ

しかし、3年前にも遭遇した東温高校の全校登山のグループ900人が私達よりすこしおくれて追いかけてくる 

幸いなことに、私達のルートは花を楽しむ裏ルート(2013年とほぼ同じ)なので今年も彼らの若い賑やかな声は聞こえたものの、直接出会うことはなかった

肝心の花の方はこれまでとは10日程度遅かったのと、気温も高いせいか前回目にした花々はほぼ終わっていたものの、狙い目の花々は? 

が、期待していたハナイカダは咲いていた 加えて、滅多に出会うことのないクマガイソウの群落が開花しているのにも出会えた 

もうこれだけで今日ここへ来た甲斐があった さらに、ちょっと遅まきながらシコクカッコソウ、イワカガミ、それにチゴユリ・・・・・・

こんないいこともあるんだなぁ 山野草三昧だった

もう山頂へ登ることなど全く頭から消失 ただ、午後に散策したもう一つのお花畑は、ほぼ終わっておりめぼしい花は見つからなかった

皿ヶ峰で出会った山野草

 

ハナイカダ
 

2年前に来た際にたまたま見つけた花筏のつぼみ どんな花が咲くのだろう、と今年は興味津々だった

登り始めて直ぐにこの花に遭遇 可愛くて繊細な花だった
少しの風で葉が揺れるので懸命に焦点を合わしながらの撮影 

その後もあちこちに咲いているのを確認 この山にはハナイカダが多いようだ

雄花と雌花があり、鳥と同じく雄花の方が派手 この日は雄花が目についた

(雄花)

 

 

(雌花)


クマガイソウ


自然の中で咲いているのを初めて見たのは5年前に徳島の山で観て以来だ
今年はたまたま先日この山の投稿の中にまだ葉っぱだけの写真を見つけた

私達が登る日頃には咲いているのかも?

その予感がピッタリ当たった 場所も私が想定したとおり
自然の中でこれだけの群落が観られるのはすごいことだ

心ない人が触れたり傷つけたりしないようロープでも張り巡らさなくていいのだろうか?
と心配しつつ後にした



 

 


 

イワカガミ
 

イワカガミが咲いているのは岩が表に出ている崖っぷち 足を滑らせたら一生の終わり

そんなところにヒッソリと咲いている ちょっと満開時期を過ぎた感はあるが、
それでもこの可憐な姿と、美しいショッキングピンクは心を揺さぶる

 

 




ヤマブキソウ
 

歩いているとあちらこちらにこの黄色いキレイな花を見かける 今年は特にたくさん咲いていたのだろう

残念ながら、ちょっと盛りは過ぎていて、これほどキレイなのはあまり見つからなかった

 

 

 

チゴユリ


登山道の右端にヒッソリと咲いている小さな花 よく観ると繊細でキレイ
毎年この時期にはお目にかかりたい花の一つだ
 

 

 

シコクカッコソウ



この群生地はロープで囲って保護されているので痛みが少なく、
盛りを過ぎたこの時期でもまだ写真に耐えられる

 

 

イチリンソウ

 

 


フタバアオイ

 

 

ツクバネソウ

 


 

ナベワリ

この名前は、葉に毒があるので、舐めると舌が割れるという伝承によるものらしい

花が葉っぱの下に隠れていて上から目線ではなかなか見つけられない
左の写真は横から 右の写真は下から撮ったもの 

 

 

ワチガイソウ と ラショウモンカズラ

 

 


チャルメルソウ(?) と ルイヨウボタン


チャルメルソウの先っぽが折れていたが、花が綺麗 
ルイヨウボタンは殆ど花が落ちていて、わずかに残っていた一輪

 




クロフネサイシン と エンレイソウ

 

 



ユキザサ と アワコバイモの実

 

 


ランの一種かも??


もう少しすれば開花するだろう どんな花が咲くのか観てみたいものだ

 

まだまだニリンソウ、カタバミ、ヤマアイ、等々も見かけたが今回は割愛

何気なく登らずに、ちょっと目をこらすとあちらこちらに小さな花たちが見える
この山は春夏秋を通じて山全体がお花畑だと気づく

シコクカッコソウ、ヤマブキソウ、ヤマシャクヤク、イチリンソウ、ネコノメソウ・・・・を観たければ連休中に
ハナイカダ、クマガイソウ,イワカガミ・・・・・は連休明け

というのがこの山の春の山野草のハイライト

皿ヶ峰、いい山です いつも楽しませてくれてありがとう


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renew:2016/06/24