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 志々島・粟島(17.05.07)

「横尾の辻(109.1m) ・ 城山(222.1m) 阿島山(181.6m)」


ししじま・あわしま

「よこおのつじ ・ じょうのやま あしまやま」 

 

物語(時間のある方はどうぞ)

2017年05月07日 

好天に誘われ島巡り第4弾 志々島と粟島へ いずれも三豊市の詫間の沖にある小さな島 ネットで見て初めて定期航路を使って1日で行けるんだと分かった

問題は船と登山の時間のマッチング ネットの先達はよく考えてくれていた 私達もそのルートに乗っかった
詫間には港が二つあることを知らなかった 宮下港と須田港 志々島へは1日わずか三往復

宮下港8:30発〜志々島〜粟島〜17:20須田港 が一番良いコースだ ただ最後の須田港から宮下港へはタクシー(1000程度)を使う必要があるが

朝一番の船にはたくさんの乗客 私達のような山登りと観光のグループや清掃活動ボランティアの子供や親たちでほぼ一杯 

志々島は埋め墓(両墓制)、樹齢1200年の大楠、メルヘンチックな展望台、最高点の横尾の辻 それにかつての映画のロケ地も見所 家はたくさんあるが廃屋が多く、人の気配があまり感じられない 

次の粟島往きの便まで4時間15分はちょっと時間をもてあます 高台にあがって昼食のおむすびを食べながらボンヤリと海を眺めるのも悪くはない 11:30宮ノ下行きの船には朝私達と一緒に上陸した人達は殆ど帰って行った

13:05朝乗ってきた船がまたやってきた 今度は殆ど乗っていない これで粟島へ

先ずは城山へ 町を歩くと人は多くないものの街並みは明らかに志々島とは違ってキチッとしている 人が住んでいる町だ

城山、漂流郵便局、海洋記念館などへの案内標識も整備されている 先ずは城山へ 登山道もしっかり手入れがされている

城山山頂には展望台が有り、そこから瀬戸内海が360度見渡せる 3つの島が繋がったようなこの粟島や大小たくさんの島々 目の前には四国本島の紫雲出山も 暫し絶景を堪能

最後の山は阿島山 高度も低いので安易に考えていたが、これが間違い 阿島山三十三観音様道の途中から登るのだが、この道が大荒れ 登山道のある十一番観音様まで その後の登山道も大変 赤いテープも色が褪せていた 

帰りの船の時刻が気になって大急ぎで阿島山に登って直ぐに下山 道の悪さとその距離に疲れた でも、急いだ甲斐があって町に戻るとまだ出港までに余裕が

残っていた瀬戸芸の作品や漂流郵便局にも行くことができた が、漂流郵便局は直前に閉館していた 残念でした

港について奥様の歩数計は朝から約26000歩 高低差は600m程度 相当エネルギーを使ったことになる 

それでも、今のところ疲労感は無し やっぱり来てよかった 景色はキレイだった 面白いこともあった 楽しかった 充実した一日となった


 

概略スケジュール

 

宮ノ下港8:30〜8:50志々島港〜9:15大楠〜9:25展望台〜9:50横尾の辻〜

10:50利益院上のベンチで昼食・大休憩〜

志々島港13:05〜13:20粟島港〜13:45城山登山口〜14:15城山山頂〜

14:55阿島山三十三観音様道入り口〜15:25登山口〜15:40阿島山山頂〜

16:15阿島山三十三観音様道入り口〜16:40粟島港17:05〜17:20須田港

 

志々島では時間はタップリあるのでユッタリと行動できる 

粟島で二つの山を登るなら少し時間がタイトになるもう一つ後の便(18:25)も視野に

 

 

志々島周辺マップ
 

 

宮ノ下港の直ぐそばに無料駐車場がある 船の切符は船内で購入

宮ノ下港から志々島港経由して粟島港へ 最後は須田港が終点 

須田港からはタクシーで宮ノ下港近くの駐車場へ戻る

 

 

 

志々島マップ

 

 

志々島港へ到着後先ずはトイレに その後東へ向かうと埋め墓がある 

少し戻って案内に沿って北へ登っていくとキレイな石垣の利益院がある 今は廃寺

しばらく登っていくと景色のいいところにベンチがある それを過ぎると峠に出て、

左折すると山頂である横尾の辻へ向かう 

直進すると直ぐに右に下りていく道があり、直ぐに左手に大楠が見えてくる

大楠を過ぎてそのまま登っていくとメルヘンチックな小さな小屋のある展望台に出る 

北側の景色が開けて高見島や広島・本島も見える

本の峠に戻って今度は右折して山頂である横尾の辻を目指す 峠から約20分

横尾の辻からは見晴らしがいいがイマイチ

帰路は々道を帰ってもいいが、今回は時間もあるので横尾部落へ下りて海岸線を歩いた

それでも次の船の便までにタップリ時間がありすぎて、再度利益院の上の展望がいいベンチで

ユックリと昼食をとり、さらに港に近くにあるお休み処でコーヒータイム

 

 

 

志々島の全景

 

右奥は高見島

 

宮ノ下港8:30発 わずか20分で志々島港へ 70人乗りの小さな船 今日は満杯に近かった
   

 

 

志々島の埋め墓(両墓制)

 

遺体の埋葬地と墓参のための地を分ける日本の墓制習俗の一つ 

遺体を埋葬する墓地と詣いるための墓地を一つずつ作る葬制で、

一故人に対し二つの墓を作ることから両墓制と呼ばれる

 

 

利益院

 

廃寺だが、かつては風格のあるお寺だったようだ 立派な石垣だ
   

 

 

大楠

 

樹齢1200年の大木 全体を撮るのが難しい 右下から撮った方がよかったかも

 

 

メルヘンチックな展望台

 

大楠から10分もかからない 佐柳島、高見島等々が見える 窓から見える高見島と広島
   

 

 

峠の分岐点

 

港から大楠へ行く際にここを通過する 先ずは大楠や展望台を楽しんでから 

 

 

横尾の辻(山頂)

 

この標識の後に四等三角点がある 清掃活動ボランティアの皆さんが大活躍中
   

 

 

配水池

 

同じ道を帰るのももったいないので横尾配水池の処を南へ下って横尾集落を経由する道を目指す

横尾の集落は手前左を下っていく 登りの途中で撮ったもの 集落手前にもう一つの配水池
   

 

横尾集落は人気の無い廃屋の世界だった かつての賑わいを感じさせるものの、

荒れ果て朽ち落ちた住居跡を目にすると、寂しい気持ちにもなる

 

 

展望の良いベンチにて

 

利益院の上にある登山道沿いの景色の良いベンチで昼食をとり、マッタリしたゆとりの時間を過ごす 

 

 

志々島を出発し粟島港へ

 

13:05志々島港発 乗客は私達を含めて3人 横尾の辻が見える 木が見えるところ
   

 

 

粟島マップ

 

3つの島が繋がったような、あるいは流行のドローンのようにも見える特異な形をした粟島

今回は城山と可能なら阿島山をターゲットに

 

 

 

粟島ガイドマップ

 

上陸すると大きな看板が こういった案内標識は完備している

 

 

 

海洋記念館(ルポール粟島)

 

城山への案内標識もある 瀬戸芸の作品もチラホラ残っている

 

 

案内標識

 

案内標識に沿って登山道へ
   

 

 

城山登山道

 

道も標識もグッド この岩を抜けると山頂
   

 

 

城山山頂

 

この岩の手前に東屋がある ここからの見晴らしもいい

 

 

山頂からの展望

 

山頂から西 

 

山頂から北〜東

 

 

さぁ〜最後の阿島山に向かって

 

海ほたるの海岸 バックは城山 達磨釜
   

 

 

阿島山三十三観音様道へ

 

ここを左折 看板をアップ 「頂上へは11番から行けます」と書いてある
   

 

 

 

阿島山三十三観音様道

 

ここから阿島山三十三観音様道が始まる ここから11番まで荒れた道を30分も歩くことになるとは

行けども行けども11番観音様は遠い 船の時間も気になりながら老体にむち打って早足で

 

 

11番観音様の登山口

 

色あせた赤いテープも かろうじて十一の文字が読み取れる
   

 

 

阿島山山頂

 

赤いテープを探しながら右往左往しながら それでも15分で山頂へ

三角点は岩の上に置かれていた 見晴らしは一切無し 元来た道を大急ぎで引き返す

 

 

人家のあるところに帰ってきた

 

瀬戸芸の作品 漂流郵便局は閉まっていた さっきまで開いていたとか
   

 

粟島港17:05発〜17:20須田港 詫間タクシーにп@直ぐに来てくれた 宮下港側の駐車場へ

 

最後の阿島山で苦労するとは夢にも思っていなかったが、その苦労も終わってみれば良い思い出になりそう

やっぱり初めての山は面白いし楽しい 城山からの瀬戸内海360度の景観は印象的だった

港が2ヶ所あるのにはビックリだったけど、その間は直ぐそばのタクシーが便利だった

さて、次の山は? 島は?

 

 

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