物語(時間のある方はどうぞ)
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2010年9月23〜25日
9月24日の続き
冨士ノ折立まで来ると、もと来た道を帰るピストンルートよりはこのまま完全縦走する
方が楽?のようにみえたので、完全縦走を決断
冨士ノ折立から急坂を下りて、真砂岳山頂着11時半 ここで左手にこれまで走破してきた立山、眼下に室堂平、その向こうに大日岳を望みながら昼食休憩
その際にカミさんはかなり体力を消耗していたので、これは無理かなを思い、カミさんに「縦走ルートはこの先に見える高い別山をまた上らなければならないのでエスケープルートを降りる」と言ったところ、「まだ時間も早いのでせっかくここまで来たのだから最後まで縦走したい」
ということで12時15分真砂岳を再出発 とはいえ最後の山は急登 やっとの思いで別山山頂へ 13時半だった
ところが、目の前に忽然とあの剣岳が 疲れも一挙に吹き飛び、その雄姿に目を奪われて
呆然と佇む
ここから尾根づたいに剣御前小舎へ そして雷鳥沢へと下っていく この下りが急な石ころ道でその長いこと 降りても降りても下界が近づかない
やっと雷鳥沢に降りたが、ここから室堂山荘まではまた高度差200m近くの登り返し これがきつい とにかく息が切れて苦しくて ハァーハァー、ゼーゼーと階段を数段上って息を整えてまた登る、の繰り返し やっと室堂山荘に到着したのが15時半
朝7時、室堂山荘を出発して8時間半の立山縦走だった
少し休んで、風呂に入り、食事を済ませると7時過ぎから就寝 翌朝6時まで11時間の爆睡だった
9月25日。
翌朝は朝8時半過ぎに荷物を山荘に置いて自然保護センターへ 9時からミクリガ池周辺を2時間かけて自然観察ツアー ボランティアの職員からうんちくをタップリと 残念ながら雷鳥には出会わなかった 代わりに色づき始めた紅葉とチングルマの綿毛、それにリンドウなども
タップリと楽しんだ3日間だった 立山を12時に出発 途中草津付近から京滋バイパスに入ったつもりがそれは新名神高速道路だったりして大あわて それでも自宅には21時過ぎに到着 |
真砂岳での決断
手前のなだらかな山が真砂岳、その向こうが別山 そして一番奥が剣岳
当初は冨士ノ折立からピルトンルートで下山する予定だったが………
真砂岳山頂着11時半 ここで昼食休憩
体力を消耗していたカミさんがいける、というので完全縦走を決断
12時15分真砂岳を再出発

いざ縦走ルートへ
冨士ノ折立から北側の急斜面を降りてきた(写真左)
そしてやっと別山の急斜面にとりついた(写真右)
数歩登っては立ち止まって息を整え、また数歩………の繰り返し
別山山頂
最後の別山への急登 やっとの思いで山頂へ 13時半だった
次の瞬間思わず息をのむ絶景が待っていた
あの剣岳が眼前に 雄大な姿を見せてくれた

しばしその姿に目を奪われていた
私達人間を永らく寄せ付けなかった急峻な岸壁の厳しさがヒシヒシと伝わってきた
今では元気な人ならあの剣山荘から2時間半で登るとのこと
それはあの断崖絶壁を踏破できる人 私達は眺めるだけ

振り返れば遙か彼方に縦走してきた立山の峰々が

眼下には室堂平

サー、下山開始
前方の尾根づたいに見える剣御前小舎を目指して
そしてそこからは左側の斜面を降りていくのだ(写真左)
こんなに遠くまで来たのだから、その記念に剣御前小舎の前で(写真右)
それからが大変 降りても降りても下界は遠く、やっと降りてきたら、
そこから室堂山荘までは高度差約200mの登り道
ハァーハァー、ゼーゼーでやっとの事で山荘へ
写真? シャッターを押す元気もなかった
風呂へ入り、食事を済ませると夕方7時頃から爆睡へ
11時間爆睡後の翌日のさっぱりした顔を見てください

立山で出会った花々
残念ながら花々の名前が分かないので目についたものだけ並べます
ナナカマドも大きくてやや長め(写真右)
タテヤマリンドウ?
アカモノ?(アカダマ?)

シロダマ?(写真左)
チングルマの光景
紅葉
よく見るとすでに紅葉が始まっていた 今年は猛暑の影響で10日くらい遅いそうだ
私達夫婦にとって死力を尽くした立山縦走だった
残りの人生でこのような無謀な挑戦はもう二度と無いかもしれない
生涯の記憶に残るチャレンジが終わった