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岩黒山・手箱山・筒上山縦走

 


 

 

11月17日  11月一杯でUFOライン(瓶ヶ森林道)が閉鎖となるので、それまでに筒上山・手箱山を制覇しようと朝5時半高松の自宅を出発 高松はそんなに良い天気のように見えなかったが西条から見える石鎚山系は絶好の登山日和
寒風山登山口を過ぎると眼下に大雲海が ついている 自念子の頭付近のUFOラインも奇麗 石鎚山、岩黒山、筒上山、手箱山もクッキリ
土小屋につくまでに写真を撮りまくって30分くらい時間を費やして、土小屋発9時となった 岩黒山の登山道は北斜面ではじめはしたが凍って寒かったが、日の当たる頂上は暖かくそれに見晴らしがすばらしい

岩黒山から筒上山・手箱山を見ると遙か遠くて高い 行けるのか?と不安がよぎる 行くしかないと歩き始めたもの丸滝小屋への道で迷って20分くらいロス 尾根を直進することでよかった
 

手箱山に先に登るために筒上山を巻く道を取ったが、これがなかなか遠くて崖道有り、急な石段道有り
手箱越から手箱山山頂まで日陰は雪が凍って残っている さすが氷室祭りが行われだけあって寒さは厳しいのだろう 頂上らしきものに何度かだまされつつやっと頂上 この道では4人の人に出会った
頂上で恒例のおにぎりとシュークリームをいただきさて、これから筒上山をどうしようか あの崖を登れるだろうか

と心配しながら断崖絶壁の下まで行ったら、登るしかなくなってしまい クサリにとりついた次第 クサリとロープにしがみつきながら、急な断崖絶壁をよじ登る 後から登ってくる家内のことも心配だが、それより自分自身が怖い できるだけ下を見ないように 登り切った時はホッとして、やれやれ 家内の方は楽勝だったみたい

頂上は祠のある峰が二つあり、どちらも1869.3mとある ここも絶景 西から堂ヶ森、二の森、石鎚山、瓶ヶ森、西黒森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰まで石鎚山系が見渡せる

帰りはここから北へなだらかに下っていく そして午前中に通過した巻き道と合流 丸滝小屋から土小屋への直行ルートは石がゴロゴロしてあるきにくいがアップダウンは少ない

かくして土小屋に午後3時40分着となった 延々6時間半 思ったより手強かったこのルートをよくも完走したものだと我ながら感心

 

タイムスケジュール

  自宅発5:30〜(3:15)〜8:45土小屋駐車場9:00〜(1:00)〜10:00岩黒山山頂10:05〜(1:40)〜11:45 手箱越え
〜(0:45)〜12:30手箱山山頂13:00〜(1:00)〜14:00筒上山山頂〜15:40土小屋駐車場16:00〜17:30西条市「武丈の湯」

 

カシミール画像

人それぞれに登るルートは異なる 私は早朝の天候が良い時間帯に一刻も早く岩黒山からの絶景を堪能したい 
その後体力を考えて先に手箱山へ 余力があって、しかも断崖絶壁を登る勇気が残っていれば
筒上山も登ってみたい そんな構想だった

 

(画像はクリックで拡大 文字が不鮮明な場合は再度のクリックでさらに拡大し文字も鮮明になる)

 

UFOラインから見た雲海

寒風山登山口を過ぎた頃から高知県側の谷に雲海が見える 奇麗な景色に見とれた

 

UFOラインの絶景

以前にも撮った写真だが、少しワイドに撮ってみた 左奥には手箱山と筒上山 右奥には瓶ヶ森と西黒森

 

 目指す山々

正面右には石鎚山が 一段と低い部分が今日の出発点の土小屋 
そのすぐ左に岩黒山 続いて一段と高い筒上山、そして一番左端が手箱山 

今日は最初に岩黒山、続いて手箱山に登り最後が筒上山のルートを目指す 
地図上からもこの写真からもこのルートは平面的で楽勝を予想させるが、実際は??

 

石鎚山の雄姿

この山も今年は楽しませてもらった 瓶ヶ森の近くからこんなにクッキリと見えた 
弥山の石鎚神社の建物も明瞭に視認できる

 

瓶ヶ森

土小屋からアップで この春この広大な笹原に目を見張った 
こんなに奇麗な笹原があるのかと衝撃的な感動だった

 

 

登山口(岩黒山、筒上山、手箱山)

土小屋売店の右側にある登山口 

 

手箱山・筒上山                    岩黒山

    

 

登山口からまもなくの岩黒山分岐点

ここから左に岩黒山を目指す まっすぐ行けば筒上山方面への直行ルート

 

岩黒山頂上

登りはじめは北斜面で日が当たらず寒さで耳が痛かったが、頂上は暑いくらい 後方左は二の森、右が石鎚山

 

岩黒山頂上からのパノラマ

 

岩黒山から筒上山を巻いて手箱山への道

切り立った崖にこのような鉄製の橋が続く 安全なようで、しかし誰が点検しているのかと考えたら怖い 
こんな橋がいくつもあると緊張感が高まる

 

 

手箱越に近づくと長い石段の急登

この辺りは道以外に立ち入り禁止の区間があった 貴重植物の保護のためではないかと思ったが不明
巻き道は手箱越に近づくにつれきつい勾配となってくる

 

手箱越

きつい登りを抜けると手箱越に到着 右には修験者の道場 ここを左に行けば手箱山 
右の登りは狩り道となる筒上山への断崖絶壁直登ルート  左手すぐにトイレもある

 

手箱山への尾根

手箱越えからなだらかな道が続くが北斜面は凍結しているので気を抜けない
尾根にでると左は開けて高知方面が展望できる 右奥に見えるのは筒上山

 

上記尾根から南方を展望

高知方面は逆光で霞がかっている 正面の山は雨ヶ森 遠くの山は高そうに見えるが、この山ほどはないはず

 

 

残雪の道

ちょっと日陰にはいると凍った雪道 滑らないように 手箱山では春先に氷室祭りが行われる
さすがに寒く、日陰では雪が融けないのだろう 尾根の南北では気候が違っているようだ

 

手箱山山頂

やっと到着 土子屋からここまで3時間半 遙か遠くに岩黒山や石鎚が 
 こんなに遠くまでよく来たもんだ またあそこまで帰るのかと思うと気が遠くなりそう

 

手箱山からの石鎚山方面の展望

石鎚山もこんな風に見える 右に岩黒山が見える

 

筒上山

さて、これから最難関の筒上山断崖絶壁登山 あそこを直登するのか?? 
できるのか?? 怖そう!!!

 

 

筒上山の断崖絶壁直登ルート

このクサリとロープを使ってよじ登らなければならない 高所恐怖症の私のもっとも苦手とするところ 
途中は下を見ないように 私が先に登って家内を引っ張り上げてやらなければと思っていたが、
自分が登るので精一杯 逆に家内は楽勝のようだった

緊張で手が震えて写真がぼけてしまった この位置から下は急な石段で、
手箱越が遙か下に見え、ここにいるだけでも落ち着かない

 

筒上山山頂

やっと登った断崖絶壁の上は絶景 向こうに見えるのも山頂? 高度も同じ? 

 

筒上山山頂からのパノラマ

北向きに180度くらいのパノラマ 南向きは目だった山も見えないし逆光で写真にならない 

 

 

筒上山山頂から見た石鎚山

石鎚山南面 いかにも険しそう こちらから登る人もいる 私にはとてもとても

 

筒上山山頂から見た手箱山

尾根のコブ状の頂が連続し、どれが山頂か迷う ここから見て左側の一番高いところが山頂

 

 

筒上山山頂からの帰りのルートと午前中の道の交差点

逆コースはここから右に登っていく しかし頂上からあの崖を下りることができるか?こっちの方が怖そう

 

朝9時に出発して午後3時40分(距離は10km程度を6時間半かけて)同じ登山口に
しんどかったがよくやったもんだ


帰りは西条の「武丈の湯」でタップリと身体を癒して帰宅

 

 

renew:2016/05/10

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