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 山犬嶽(12.07.21)

やまいぬだけ


徳島市の南西に位置する山犬嶽は名前がおどろおどろしいが、
棚田と水苔の山として知られており、いつかは登りたいと思っていた

梅雨の明けぬ間にと思っていたが最近また戻り梅雨の雰囲気となって好機到来

この時期山野草は期待薄 ターゲットは棚田と水苔

樫原の棚田は規模は小さいものの、かつての姿を残す貴重な風景だった

山犬嶽は曇り空で、杉林の多い登山道は少し暗め この雰囲気が似合っている 
登るに従って、次第に涼しさが増してきたどこかで冷気が出ているのかも

巨石群はホントに大きな岩石の群落 その昔頂上が崩落して落ちてきたというのだが

中腹より少し上くらいにあまり日が当たらなくて水気の多い一帯があり、そこが水苔の群落
「水苔の見所」として案内標識もある 

これは予想外に見応えがあった 屋久島の白谷雲水峡ほどの規模はないと思うが
緑色のマリモのようにコロコロした水苔が辺り一面に

しばし時間の経つのを忘れてシャッター押しまくった 
雲が厚くしかも高い樹木に囲まれていて暗いので撮影には苦労した

ISO感度を最大まで上げないとシャッター速度が確保できないほどだったが、
おかげで何とかこの雰囲気を納めることができた

あとはゆったりと月ヶ谷温泉で身体を癒やして帰宅の途に 
帰路「道の駅ひなの里かつうら」で新鮮な野菜を買い込んで



 



山犬嶽へのアクセスルート


高松から高松自動車道を東へ 鳴門ICで降りて国道11号線、55号線を経て勝浦川南詰を右折し県道16号線へ
約32kmで「樫原の棚田」「山犬嶽」への林道入り口に到着


 
大きな地図で見る

 

カシミール画像


県道16号線から登山口までは急坂の道幅の狭い林道(― 
登山口から山頂までは参道、上ハイキングコース、下ハイキングコースの3ルート( 線)ある
(ルートを表す ― 線は 私の感覚で描いたイメージ GPSではない)

今回は下ハイキングコースから登り、上ハイキングコースで下山した

 

 

タイムスケジュール

自宅6:30〜8:50登山口9:10〜10:25東光寺10:30〜10:40山頂10:50
〜東光寺で昼食~11:50水苔群生地〜12:30登山口

 

樫原の棚田
 

剣道6号線を西に上勝町役場を過ぎると左手の川向こうに工場らしき建物
右手に小さな道の入り口があり、「樫原の棚田」「山犬嶽」の標識が立っている

細い急坂をしばらくあえぎながら登ってくると目の前に郷愁を誘う風景が唐突に現れる
「全国棚田百選」に選ばれた「樫原の棚田」の一部

 

登山口


棚田を過ぎてしばらくまた坂がきつくなり、標識もよく見ていないと分からなくなる
山犬嶽、とキチンと書いてない 手書きで補足的に書いてあることも

やっとの事でホンモノの登山口への標識にたどり着くが、キチンとした駐車場がない
登山者が多いときには、黒松寺の前、あるいはその下の拡張された道路に駐めるしかない

今回は下の写真の登山口の所にあるおうちの方のご好意で直ぐ下の畑の入り口へ止めさせて頂いた

正面に山犬嶽案内板 その向うが登山道 案内板の拡大と私たちのルート
   

 

登山開始直後の三叉路 ハイキングコースを選択 整備された杉林の登山道
   

 

 巨石群 金比羅宮(何千トンもある巨石の下の祠)
   

 

大岩の割れ目を進む このような標識が案内してくれる この場合は右上方向へ
   

 

石鎚山のくさり場

ミニ88ヶ所の石鎚山へ挑戦 カミさんガンバレ( ^o^)ノ

 

東光寺 山頂の祠(役行者、前鬼、後鬼の石像)
   

 

山頂


山頂の標識がある 視界は無し 西側に双耳峰である西峯の姿は見える 
ここから15分というのだが、今回は視界も悪くトライせず

 

 

水苔


水苔はまるで緑色の巨大なマリモのよう石ころに生えてコロコロのまるい塊になっているもの、
あるいは木の幹に、大きな石などにへばりついているもの様々なスタイルが楽しめる

一帯は一面この緑色の塊で覆われており、周囲は薄暗く、気温も一段と低く、蝉や虫の声しか聞こえない
この場を離れて下山を始めると、気温の上昇が肌に感じられ、景色も水苔の緑から杉の茶色に変わってくる 


 

 

水苔のスナップ


拡大して楽しんでください






山の神


多分この山で一番大きな樹なのだろう 3~4人手を繋がないと幹の周りには届かない
高さも遙か高い 周辺の樹木から突き出てそびえている大木

 

 

 

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