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寒風山・伊予富士

 


 

 

12月9日  私達も早いと思っていたのにすでに登山口駐車場はほぼ満杯状態 さすが人気の山 でも登る人は殆ど私達中年クラス 前回はここから寒風山を目指したが、山頂で笹ヶ峰までの縦走に計画変更 今回は伊予富士が良いかな、と思いつつ分岐点である鞍ノ瀬まで来て伊予富士方面がガスがかかっていたのでまずは寒風山へ

昨年もほぼ同時期に霧氷の世界を堪能したのだが、今年は今年でまた良い 昨年目にとまらなかった霧氷の絶景を楽しめて心も躍った 北斜面は真っ白だが南斜面は笹原や樹木がそのままに 歩く道は土の色、その上の木の幹から先の枝に行くほど真っ白い霧氷が大きく付着し、まるで白い花の世界にいるよう
一部凍結したところ
があり慎重に通過 

山頂に着くと、急速に寒くなるので思い切り着込んで買い込んだおむすびやシュークリームにパクついた 残念ながら山頂からは笹ヶ峰には会えなかった

帰路ははじめから今年購入した新しいアイゼン装着 滑ることを心配せず安心して歩くことができる 凍結したところでは大勢の人がおっかなびっくりのへっぴり腰で通過するので、長い行列ができた アイゼンを装着の私達はさっさと通過

下るにつれだんだんと視界が広がり伊予富士が見え始めた まだ12時、行ってみるか 「母さん行くか?」「絶好調よ」ということで下りのスピードを上げ鞍瀬峠まで帰ると、そこから登りに備えて着込んだセータなどを脱ぎ、伊予富士への登山道へ

午前中に伊予富士に挑戦して下りてくる人に「どうでしたか?」「霧氷がもの凄く奇麗だったけど、最後の急斜面が凍結していてアイゼンがないので登れなかった」とのこと あの急斜面を思い出す アイゼン無しでこの山に登るなんて、素人だな、なんてちょっと自信過剰?

一山越えると眼前に伊予富士の雄姿が大迫力でせまってくる 北斜面は霧氷で真っ白だが南斜面は笹原そのまま その対比がまた一段と霧氷の白さを浮き上がらせてくる 

雪が残り、凍った急斜面となっている最後の急登の前にアイゼンを装着 なんの抵抗もなく登っていると、上から下りてくる夫婦 片足にしかアイゼンをつけていない 「どうしたんですか?」「アイゼン無しで必死になって登ったものの、下りるのはどうしようと思っていたら、アイゼンの予備を持った親切な方が一セット貸してくれたんです」
若い(私らよりはちょっと若い?)とはいえ無茶なことをしたもんだ アイゼン無しでは危険きわまりない

山頂はこれまた絶景 東に寒風山、笹ヶ峰、冠山に平家平、その向こうには赤石山系が 西は西黒森山と瓶ヶ森、石鎚から先日登った岩黒山、筒上山、手箱山 
誰もいなくなって私達二人だけ 思う存分写真を撮り、しばし360度を眺め、思いに耽っていた でももうそろそろ下りないと日が暮れてくれて気温も急速に下がってくる

またまた計画変更の縦走となったが、それは自分の体調と相談してのこと 今の自分たちにはこの程度の負荷でも十分に耐えられる身体になっている

山を下りれば、西条市内の「武丈の湯」が待っている  

 

タイムスケジュール 

5;30起床・自宅6:00出発→登山口8:20→9:00桑瀬峠9:05→10:25寒風山山頂11:00→
桑瀬峠 →13:00伊予富士13:07→桑瀬峠→下山15:15→武丈の湯(ひうちの湯というのもいいらしい)

カシミール画像

伊予西条市から国道194号線へ入り、新寒風山トンネルを高知側に抜けたところを左折し瓶ヶ森林道へと入って、
旧寒風山トンネル出口のところが登山口 駐車場・トイレ有り
 
12月から3月にかけてここから西への瓶ヶ森林道は通行止めとなる(ゲートが閉まっている)

 

(画像はクリックで拡大 文字が不鮮明な場合は再度のクリックでさらに拡大し文字も鮮明になる)

 

冠山


桑瀬峠近くから冠山が奇麗に見えた 格好いい写真?

 

霧氷

北斜面の樹木に霧氷が 下の笹には無し

 

木の幹に着いた霧氷

小さな枝には霧氷がドンドン成長するが、幹には余り着かない

 

霧氷の花

まるで白い桜の花が咲いているよう

 

枝に付着した霧氷

枝の先端の霧氷は1センチを超える 霧氷は北風に向かって成長していく

 

頭が寒い

上は真っ白 下は緑 このコントラストは絶妙

 

岩の上の霧氷

霧氷の傑作で 周りに何もないのにここだけにぽっこりと置いてあるよう

 

新型アイゼン

装着が楽で、歩きやすいアイゼン これだけのものであれば少々の凍結は大丈夫

 

寒風山山頂

大勢の人が登っていました この寒いのに

 

北斜面の霧氷

空気中の水分が凍りその粒子が吹き付ける北斜面にのみ霧氷が成長している

 

上の写真は中央岩山の上から撮ったもの

 

霧氷に覆われた伊予富士

伊予富士の方が北風を受けやすいのか前面に霧氷があり、最後の急登部分は日が当たりにくく、雪も残って凍り付いている

 

伊予富士途中にあった一輪の花?

尾根の上にあるたった一本の木に付着し成長した霧氷 手前は南側斜面

 

霧氷の真っ直中

伊予富士最後の急登部はこのような霧氷と雪の壁

 

笹ヶ峰がやっと顔を出す

寒風山の右にこれまで雲の下に隠れていた笹ヶ峰が顔を出す

 

伊予富士山頂

石鎚山、瓶ヶ森をバックに 天気は晴朗 少し逆光気味

 

伊予富士山頂パノラマ(東方)

左から黒森山、沓掛山、寒風山、笹ヶ峰、チチ山、赤石山系、冠山、平家平

 

伊予富士山頂パノラマ(西方)

左から手箱山、筒上山、東黒森山(手前)、岩黒山、石鎚山、瓶ヶ森、西黒森山

 

 

 

renew:2016/05/10

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