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 立山(10.09.23〜25)

たてやま


 

物語(時間のある方はどうぞ)

2010年9月23〜25日 

9月24日。


翌朝は 好天のよう 六時からの朝食を済ますと部屋に佇む理由はない 

七時に出発 少し寒さを感じたので、上着はセーターの上にカッパ、下もズボンの下にはコジタを 直ぐに暑くなってきてセーターもカッパも脱ぐ そのまま一ノ越まで

出発時に直ぐそこに見えた一ノ越 ここまで50分かかった 一ノ越に着くまではなだらかな舗装道 石畳をコンクリートで固定した立派な道 その脇にはイワイチョウ、ハイマツ、そして下界より少し大きくて細長い赤い実のナナカマドも 立山特有の花も 日陰にはもう溶けることはないであろう残雪

一ノ越からは雲海の上に浮かぶ北アルプスが突如眼前に 空を突き刺す槍ヶ岳は直ぐに分かるが

少し休んでいざ雄山へと見上げると、なんとなんとここからは急勾配 巨岩だらけの道 先行者はその岩を掴んでよじ登っている 登ることができるのか?  と不安がよぎる

途中、ふと気がつくと足下の道が消える キョロキョロと見回すと、岩に矢印が 四国の山だと赤いテープが 木に巻いてあるのだが、そういえばここには木は無い

岩山を登ること1時間 やっとの事で雄山山頂へ 見渡せば、北アルプスや日本海はもちろん、南アルプスも 眼下には黒部ダムの湖面も そして、夢にまで見るあの剣岳が私達がこれから辿るであろう縦走路の延長上にその壮大な姿を見せてくれた

山頂の神社でお祓いしてもらって、いざ縦走路へ せめて立山と呼ばれている三峰(雄山、大汝山、冨士ノ折立)は制覇したいと思っていた
縦走路は意外とアップダウンのある岩道で、雄山、大汝山、そして切り立った冨士ノ折立と順調にその頂に立つことができた

 

翌朝いざ登山スタート

絶好の登山日和 室堂山荘を出たところから奥大日岳、大日岳を背景に

七時に出発 少し寒さを感じたので、上着はセーターの上にカッパ、下もズボンの下にはコジタを 
出発時は快適だったが、直ぐに暑くなってきてセーターもカッパも脱ぐ そのまま一ノ越まで

 

登り始め

まだまだ先は長いあの上までいけるだろうか? 先は長い
一ノ越に着くまではなだらかな舗装道 石畳をコンクリートで固定した立派な道

 

ナナカマド

下界よりは少し長めで大きい赤い実のナナカマドが迎えてくれる 





まだ残雪が 剣岳神社にも頭を下げて

 

 

一ノ越からの北アルプス

出発時に直ぐそこに見えた一ノ越 ここまで五〇分かかった 結構しんどい
しかし、目の前に開けた絶景に息を飲む

遙か北アルプスが雲海の上に浮かんでいるような光景が眼前に広がる 
特徴的な槍ヶ岳は直ぐに分かるが、後はなかなか分からない

 

一ノ越からの急登


少し休んでいざ雄山へと見上げると、なんとなんとここからは急勾配となり、おまけに巨岩だらけの道 
先行者はその岩を掴んでよじ登っているのが見える 

あんな岩だらけの急登を私達は果たして登ることができるのか?

 

岩ゴロの道

ここを登っていくのか?どこを通ればいいのか?少し無理なんじゃないか?と自問しながら




登り始めてふと立ち止まると、そこからはどこが道か分からない 
ジッと見回すと、なんと岩に矢印が あそこを通るのか 

普段の四国の山だと赤いテープが気に巻いてあるのだが、そういえばここには木は無い
阿蘇山の高岳に登った時と同じだ(写真左)

登山ルートは黄色や赤のペンキで示してある やっと頂上が見えた 最後もきつそう

 

岩だらけの登山道から室堂平、大日岳を望む





雄山頂上

やっとここまで来たあの向こうに見える神社が最高峰 あそこでお祓いをしてもらう
登山客が寒い寒いを連発しているので、急遽一杯着込む



祈祷所からの展望

見渡せば、北アルプスや日本海はもちろん、南アルプスも 眼下には黒部ダムの湖面も 
そして、夢にまで見るあの剣岳が私達がこれから辿るであろう縦走路の延長上にその壮大な姿を見せてくれた

山頂の神社で祈祷してもらって、いざ縦走路へ 
といっても、私達の体力では完全縦走は無理、と思っていたので、
せめて立山と呼ばれている三峰(雄山、大汝山、冨士ノ折立)は制覇したかった

 
東側眼下には黒部ダムに向かって氷河時代のカール


 

東に目を上げれば北アルプスの山並みと遙かに南アルプスも見渡せる 運が良ければ富士山も見えるそうだ




 

大汝山山頂

縦走初めての頂 北側には剣岳が近づいてきた 南には雄山からの歩いてきた縦走ルートが見える
縦走路は意外とアップダウンのある岩道で、雄山、大汝山、そして切り立った冨士ノ折立と順調にその頂に立つことができた

 

黒部ダム

このあたりから満々と水を蓄えた巨大なダムが見えた






冨士ノ折立


こんな所を登るのか、と思ったが意外と簡単に登れた 若者の後をついていったからだ ついでに写真も撮ってもらった

 

立山(2)へ続く

 

 

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